20代以外の女を間違えてナンパしないようにと真剣な彼

友人A子(アラフォー)と
立ち飲み屋に行った時のこと・・・。
店内は薄暗く、肌のアラも隠れ、
なんとも言えない安心感だ。
・・・さて、
30代くらいの男性2名がやって来た。
店内をキョロキョロしており、
誰かを探しているようだ。
彼らの一人が呟いた。
『よく見るんだ、20代を探せ。間違えるなよ・・・!』
20代以外は間違いとは・・・!
どうやらナンパ相手を物色中のようだ。
素早い動きで、
我々の間を無言で通過していった。
おまえ達など、
間違えることすらないからな・・・!
そう背中が語っていた。少しは迷ってくれ。
『今さ20代を探せ・・・って聞こえたな』
『ええ!?こんな暗闇でもわかるのか!』
友人は肩を落とした。
間違いたくない割には、
間違いそうな店を選ぶ彼らよ・・・。
もっと明るい場所に行きたまえ。
~~
ある男性が言っていた。
『暗闇で露出していれば、若い女に見えるぞ!』
肌が若々しいのは内蔵も元気そう
健康的でよいかと思うが
闇の露出で欺ける面々なんぞに
婚活では用事ないぞ・・・。
人間は暗闇だけで生活する生物ではない。
いつかは電球の下に、
そして太陽光の下に飛び出てくる。
どんどん真実が浮き彫りとなり、
いつまでも誤魔化せはしない。
~その昔、闇で出会った人物から
食事に誘われたのを思い出した。
待ち合わせ場所にて開口一番、
『・・・あれ!?明るいところで見ると、顔が全然違うね!』
明らかに悪い方に
違うと言いたげであった。
同じ顔を持ってきたんだが。
そもそも私を誘ったのが
人違いだったのかもしれない。
真相は謎だが、
何だか腑に落ちない出来事であった。
出会いは光差す場が望ましい。
顔の凹凸を強調しない、
自然なライティングの下だ。
メルカリだって自然光での
明るい写真がよく売れるし。