恐怖の婚活回想記

怒涛の婚活時代を振り返り、その恐怖と反省を綴ります。

カテゴリ:婚活 > 時間の無駄シリーズ

アプリで知り合った彼氏、なにやら様子がおかしいと思ったら、アプリを退会せずに友人とマッチングしていたという奇跡を起こしました。友人の証言が彼氏の特徴と似ている・・・というところから発覚。世間は狭く、残酷でありました。
読者の方からお悩み相談を
いただきましたー!!


ありがとうございます!!
 

以前、これは呪いか陰謀か!?
記事で相談をした者です。


後日談がありますので、
今回メールさせていただきました。


少しの間だけ婚活をお休みしていました。


やはり年齢的に休んでもいられないと思い、
体に鞭打って婚活の戦場に戻りました。


今回は男性の希望条件を
広げてみようと思い立ち、


・年齢 3歳上まで⇨8歳上まで
(私がアラフォーなのでアラフィフまで)


・婚姻歴 未婚のみ⇨バツイチ子なし、
バツイチ子ありでも別居なら可


と苦渋の決断で広げてみました。


しかし、
アポの時には散々ベタ褒めしてきたのに、
お礼のLINEをしたら
なぜかブロックされる
・・・一体なぜ?


などおかしな事がまた続きました。
また不穏な空気が流れていた中、


婚活アプリで出会った5歳年上
バツイチ男性と、
何回かデートの末に告白され
付き合う事になりました♡


デートしていく内に、
人柄に惹かれていたので
とても嬉しかったです。


三重県さんに後日談を送らなければ!
と文章を頭の中で色々考えてたり
久々に訪れた幸せに私の
テンションはMAX↑↑でした。


が、やはりそこは私でした。


私は既にアプリを退会していたので、
彼がアプリを退会するのを待っていました。


しかし、まさかの
私の友達とマッチングをし、
まるで私の存在がなかったかの様に
友達とメッセージで
盛り上がっていました。


友達が段々と
私が言っていた彼の特徴に
似ているな・・・と途中で気付き、
私にスクショを送ってくれて発覚しました。


やっと出会えた彼氏がまたこんな風に
なってしまいとても落ち込んでいます。
(その彼とはその事が原因で別れました)
私には大切にされる価値もないのかなと。


相談所は以前入っていましたが、
高い会費を払っているため男性は
1歳でも若い女性を求める為アラフォーでは
お見合いを組むことさえ厳しく、
生理的に無理な男性が多いので
相談所は選択肢に入れていません。


私は今後一体どうしたら
いいのでしょうか・・・
心を無にして淡々と
アポをこなすべきでしょうか?


それとも
まだ休む時間が
足りなかったのでしょうか?


とてもショックを受けていて
まとまりのない文章に
なってしまい申し訳ありません』


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た、大変でしたねぇーーー!!
避けられない事故です、元気出してください!


・・・さぁ、次へ行きましょう!!!



感情的には血祭りにあげて
成敗したいところですが、
それは寿命が2万年ほどあればの話で・・・。


こやつのことでくたばるのも
心を痛めるのも、
残りの寿命を考えたら不要ですわ。


それにしても半径5メートルの
友人ともマッチングするとは・・・、
彗星にぶち当たるくらいの確率でしたね。


たまたま今回は発覚したものの、
別の女性ならば全く気付かぬまま
交際期間を重ねたところでドロン・・・
さらに大ダメージな可能性も!


せめて早めに判明して
よかったと思いましょう・・・。


この手の輩はどこの畑にも出没します。
心の中で殺して、さいならです。


これが職場だったら、
『え?あいつ女いるよ?』と
正義の内部告発もありますが、


アプリは共通の知り合いゼロな
異次元ゆえに、
どんなプロフィールにでも転生可能に。
既婚者の偽独身率もトップクラス。


思い切り羽を伸ばしている輩が
わんさかいるはずですわ・・・。


LINEブロックされる問題は
あまりに続いたら無視できないので、
耳の痛いことを言ってくれる
周りの人の声に従いましょう・・・。


会っている時はニコニコし、
心の中で舌を出すのが優しさなのか、
会っている時からふんぞり返り、
お前など気に食わん!と
態度で示すのも優しさ?なのか。


人類が抱える社交問題ゆえに、
答えが出ない夜となりました。


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『年齢 3歳上まで⇨8歳上まで
苦渋の決断で広げました』

『生理的に無理な男性が多いので
相談所は選択肢に入れていません』


全く同じセリフを、
イケメンしか愛せない我が友が
申しておりました・・・(笑)


世界の果てまで範囲・広げたぜ〜!
くらいの勢いでやってきたものの、
2ミリほどしか広がってないという現実!


結果が出ていない従来の方法で
戦い続けることになります。


せめて譲れない条件は一つにして
最初の入り口だけは広く・・・。


私自身、思い返せば
うまくいかなかった恋には
理由はそれなりにあったし、
彼らの言動にも現れていました・・・。


燃え上がっていた当時の目は節穴!
前向きすぎる解釈で突き進むという
失敗を繰り返していたのです。


ヒヤヒヤをドキドキと錯覚し、
見て見ない振りしていました。


全ては呪いではなく
自分の選択だった・・・!


・・・と気付いたのは、
後世となります。


どうか同じ轍を踏まず
相性のよい方に
出会えることを願っています・・・!!
今回のことは事故ですわ、事故。


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この人を逃してはならない!30までに結婚しないと!の呪縛に囚われ、ストレスが溜まりすぎてカードがストップ。家賃も払えなくなった女性が、彼と別れて旦那様に出会う物語。

本日は読者の方から
体験談をいただきましたー♪


アラフォーA子さん(既婚)からです。
ありがとうございます!!


ご紹介します!!

ーーー

29歳となり、
焦りがピークに達した彼女。


婚活パーティにて彼氏をゲットした。


『絶対に幸せにします!』
という自己PRに惹かれた。


初デートはファミレスへ・・・。


支払いは男性がしたほうが
見栄えがよかろうと、

気を利かせて先にお金を渡した。


割り勘以上の金額を渡したが、
お釣りを全てポケットインした彼。


・・・おや?


小さな警報は鳴ったものの
数百円のことだ。


車も出してもらっているし、
スルーすることに。


A子さんが多目にお金を渡す
⇨お釣り全て吸収スタイルは、
別れまで続く伝統芸能となった。


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彼女が風邪をひいた時のことだ。
咳で夜も眠れないほどに。


そんな折、彼からメールが。
『そうだ、京都いこう!』


話・・・聞いてました?
私、具合悪い、なう。


京都までは車で二時間かかる。


遠出は無理だと申し出たものの、
『大丈夫!車出すから!』
聞く耳持たない彼。


この人を逃してはならない、
30までに結婚しないと・・・!


謎の使命感にかられ、
京都へ行くことに。


直前まで床に伏せつつ、
瀕死の状態にて彼の車に乗り込んだ。


何とか京都へ到着し、
彼のおススメカフェへと向かう。


その時点で18時半。


夕飯はどうする?聞くも彼は
とりあえず帰ろう!の一点張り。


お金が勿体無いから高速は使わずに
下道で帰るとも言い出した。


腹が減っている、
夕飯はどうするんだ?


『お金もったいないから!』


何を聞いてもお金もったいない
と唱えて夕飯はなし。


それどころか大渋滞で
車が全く進まない・・・。
完全に神に見捨てられた。


体も絶不調のまま、
息も絶え絶えにて22時が過ぎる。


もう限界だ。
高速に乗って、家まで送ってください・・・。


最後の願いを申し出た。
お金は私が払いますから・・・と。


命からがら帰宅したのは23時過ぎ。


冷凍食品をレンチンして食べた。
ようやく食事にありつけた・・・。


ルームメイトからは
『デートだったよね?』と何度も聞かれた。


こんな調子で彼はA子さんのことを
全く考えないまま、その後も突っ走った。


職場のストレスも重なり、
彼女は爆買いに走ってしまう。


現金はデートのために残しておき、
生活の全てをカード払いに。


どうせ私を
好きになってくれる人なんていない。
彼に会いたくないけど、
会わなければ結婚できない。


30歳までに結婚しなければならない!!


ストレスで散財が止まらず、
頭がおかしくなってきた。


3ヶ月程度でカードの支払い残高が
60万を超え、止められる。


ついに家賃も払えなくなってしまった。


『見てられん!お願いだから彼と別れて!』


ルームメイトからの言葉にて
ようやく我に返った。


2、3日は別れたくないメールが来たものの、
簡単に縁は切れ、魔法は解けた・・・。


その後はルームメイトの協力もあり
借金を一年かけて完済。


・・・婚活からは一度、足を洗った。


気力・体力を取り戻した31歳、
再び戦いの場へ・・・!!


今度は冷静さを失わぬように
ネット婚活を開始。


32歳にて現旦那さまと出会う運びに。
めでたし、めでたし。
 


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30歳までに!の呪縛は
尻に火をつける意味ではよいものの、
自尊心を崩壊させるのは
危なかったですねー。


『絶対に幸せにします!』
という自己PR・・・嘘つけー!


借金もある意味、
人生を助けてくれた劇薬に・・・。
脱出、おめでとうございます♡

嘘も方便!帰りたいのに帰らせてくれない、泥酔者相手の苦しい飲み会。友人が放った咄嗟のひとことが秀逸すぎる。
あまりの恐怖に、足が震えた・・・。

 
友人A子から、
合コンの被害報告がやってきた。

 
翌日は疲労困憊で寝込んだという。
一体、何が起こったのだ・・・。
 
 
その日は、
5対5の合コンであったそうな。

 
開始一分にて
妙な人がいるのは気がついた。
 
 
まぁ5人もいたら
1人くらい変な輩もいるだろう。

 
その時はさして気にせずに過ごした。
 
 
・・・二次会は皆で男性幹事の自宅へ。
立派なタワーマンションであった。
 
 
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遅い時間に差しかかってきた。
A子は仲間の女性たちを置いて、
一足先に帰ることに。

 
そこで、道を塞ぐ者が現れた。
開始一分で『ウゲっ!』
認定した彼である。
 
 
『まだいいじゃない!』


泥酔した彼はA子のバッグを取り上げた。
 
 
もう電車がなくなるから、帰る!

 
言うも聞かず、
泥酔男はバッグを握りしめたままだ。

 
これはいかん、A子は咄嗟に一言。

 
『生理だから、ナプキンを取りたい!
トイレに行きたいから早く返して!』
 
 
このセリフにより、
男は仕方なく鞄を返却。

 
彼女はトイレに行くふりをして、
そっと家を脱出。

 
やっと帰れる・・・!
ほっとしたのも束の間。

 
バタバタと迫りくる音が
背後から聞こえる。


まさか・・・!!
恐る恐る振り返ると・・・。
 
 
先ほどの男が、
裸足のまま追いかけてくるではないか。
 
 
どれだけ焦っているのだ。
 
 
・・・捕まる!!
A子はヒヤリとしてエレベーターを見た。

 
なかなか来ない。
タワーマンションのデメリットだ。

 
ようやく扉が開いたので、急ぎ滑り込む。

 
『閉』ボタンを連打した刹那、
男は驚きの行動に。
 
 
なんと手足をフルに伸ばし、
扉を押さえこんだ。

 
 『俺、今日誕生日だから、まだ帰らないで!』

 
だから何!?
という謎のセリフを叫びながら・・・。 


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帰りたい!どいて!!何度も懇願。
彼、誕生日だから帰らないで!の一点張り。
 
 
扉を塞いだまま、仁王立ちである。
あまりの恐怖にA子は咄嗟に一言。
 
 
『じゃぁ、私の家までタクシーで送ってよ?』

 
このセリフに気を良くした彼。
靴を取りに行ってくる!
と、背を向けた瞬間・・・。

 
彼女は素早く『閉』ボタンを押した。
 
 
アッサリと罠にかかり、
背を向けた敵。


地上に着いた途端、
彼女はダッシュで逃げた。

 
A子はくたばっていたが、
彼女の機転のきいた行動に感心した。


バッグを奪還し、
エレベーターから撃退し・・・。
もはやハリウッド映画である。


よくぞ咄嗟に切り抜けられたねと褒めると、


『酔ってると、頭の回転が上がるよね、私・・・!』


飲酒によるリラックス効果が、
功を奏したようだ。
ピンチの時こそ、冷静なる判断を!

合コンで目の前に座った人の口臭が強烈だったとき、どうする?彼の箸がついた料理に手をつけられずに見送り、会話では息を止める。席替えをしようにも、まだ仲間がこない・・・!動かせるものがなにもなかったのだ。
あれは首都圏の動脈、
京浜東北線で架線事故があった日・・・。


花火大会とも重なり、
35万人に影響が出たのだ。


本日は35万分の1の、
人生ドラマをご紹介する。


事故当日の、
昼間のことである・・・。


友人A子が困っていた。


『今夜合コンなんだけど、
女の子が全員遅れてくるんだよね~』


4対4なのだが、
女性3名が仕事で遅くなる。
最初は彼女1人で行かねばならない。


すると男幹事が気を利かせて、
『じゃ、予約を20時にしておくよ!』
と変更してくれた。


この電話が、
の運命を分かつことに・・・!


A子が店に行くと男性は3名来ていた。
しかし、自分の友人が誰も来ない・・。


元々19時の約束を
20時にしてもらった手前、
遅刻されると大変気まずい。


男性陣に謝り倒して、会はスタート。
・・・その時である。


彼女は12時の方向から異臭を感じた。


間違いない、
目の前の男性の口臭である。


彼が喋る度に、毒ガスが飛散。
まずい席に座ってしまった・・・。


その臭いがあまりに強烈だったので、
彼の箸がついたシーザーサラダは
泣く泣く見送ることにした。


目に見えない悪性の菌を拾ってしまう。
食欲もあったが、命は大切にしたい。


何よりも彼女を困らせたのは
席替えをしたいのに、
女性メンバーがいないことだ。


駒がなければ、
動かすモノも動かせない。


『臭いので、こっちの席に行きますね~!』
なんて口が裂けても言えやしないし・・・!
 

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援軍の到着を、
今か今かと待ちわびる。


彼が口を開いたら、
息を止めるよう努めた。


料理が出てきたら、
彼の箸が触る前に
取り分けることに終始した。


虚しい努力を続けて、1時間。
集中力を使い疲労が溜まった頃・・・。


ようやく、女性陣が揃ったのだ。
時間を遅くしてもらった上での、大遅刻。


・・・そういえば
男性も1人来ていないな。
予約を遅らせてくれた幹事である。


電車が遅れていると、
連絡が来たはずなのだが遅すぎるな。


なんと彼は京浜東北線ユーザーであった。


合コンの集合時間が変更になったため、
ピンポイントで事故に直撃してしまう悲劇。
(元の時間であったら、参加できた)


どうにもこうにも動けなくなり、
参加を断念。


35万分の1の、声なき声であった。


もし彼が参加できていたら
運命のカラクリが動き、
男性の席順も違った可能性がある。
  

35万分の1の余波で、
A子も口臭の二次災害をくらうハメに。


多くの人が大変な思いをしたと思うが、
地味な被害を受けた人間も存在していた。
 

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『本当に疲れたわ・・・。』
A子は気疲れと臭い疲れで、疲労困憊。


そもそもの原因が
味方となる女たちの遅刻なので辛い・・・
  

幹事のためにも、
遅刻は極力やめようの世界・合コン。



君の働いている意味って何?9時→5時で出社するなんて堅苦しくない!?と豪語するのはPCひとつでハワイで仕事できるよ!と豪語する、無職の男性であった。
『最近、YouTuberみたいな人ばかり出会うのよ・・・!』


A子(アラサー)がくたびれていた。
な・・・何が起きたのだ・・・。


趣味で始めたインスタにより
イケイケの女友達・B子ができたようだ。


キラキラ起業女子!というB子は
A子とは真逆のキャラ。


そんなB子から
男性を紹介してもらうことに・・・。


現れたのは、
『職業・起業準備中』という男性。


熱く夢を語りまくるのだが、
彼が何を目指しているのか
さっぱり入ってこない。


人に伝えるのが得意ではないようで、
一方的にまくし立てる。


あれもしたい、これもしたい。
やりたいことが多すぎて選べない!!


・・・で、
君は何をして生計を立てているのかね?



『人脈作りのために、挨拶回りをしているよ!』



挨拶・・・!!
パレード中だったのか。
つまり一円にもなっていない・なう。


積極的に飲み会に
参加しているとのことで、
きっと今宵の集いも
『人脈作り』と
カウントしていそうだ。


すまんが提供してやれるモノは
何も持ち合わせていない。
 

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お堅い仕事をしているA子に対し、
信じられない!という表情の彼。


『A子ちゃんの働いている意味って何?
9時・5時で出社するなんて堅苦しくない!?』


毎日毎日、
同じ場所に行くのってどうなのかと
目をキラキラさせながら放つではないか。


実家暮らしで無収入の彼、
むしろお前こそ出社したらどうだ・・・!
とは言わず、黙って見過ごすA子。


だが、彼の熱弁は止まらない。


『ハワイに行きながらでも、
PCひとつで仕事ができるんだよ?』


まずは日本で稼いでから
その生き様をプレゼンしてくれ。
ハワイはハワイで楽しみたいぞ。


そういうのも素敵だね〜と
適当な返答をしておいたA子。


会話量の9割を彼が占めるという、
何とも言えない飲み会であった。


このような男性が連続して現れ、
疲労しているというのだ・・・。


何というか・・・現代的な出会いである。


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この彼が事業で
成功する率は低そうだ・・・。


フリーで生きていくには
人より高い能力が必要となる。


目の前にいる人間の生き様を
否定するような空気の読めなさでは
将来性は怪しい。


良い意味でのKYで突き抜けたら
この限りではないが、
彼の場合は『ハワイでPC』という
ワードに憧れて脱サラしたな・・・。


日本人の9割は勤め人が向いている
気質だと何かの記事で見た。


他1割に該当するYouTuberに
出会えることを祈る・・・!!


あの人と結婚したらいいじゃない!という他者からの適当なプッシュほど大変なものはない。断りきれずにお見合いに行ってみると・・・!
本日はアラフィフのA子さんから
30年前の婚活ネタをいただきました♪


現在は息子さんの婚活を心配しながら、
ブログを読んでくださっています♪


それではご紹介します♪


~~


『娘さんにどう!?
お金持ちの跡取りだし、絶対にいいわよ!!』


世話焼きオバサンから
お見合い話がやってきた。


不動産だけで数億円を持つという、
地主の大金持ち(30代)を出してきたのだ。


自営業を営むA子さん一家にとっても、
彼の家との結びつきはプラスとなる。


家族も急に応援モードとなり、
何が何でもキメてこいという雰囲気だ。


ところがまだ22歳のA子さんには
結婚願望がない。


彼に会うまでにも何度か
強制的に見合いをさせられては
断っている経緯を持つ。


ところが、
これまでにない資産家が登場。
母親の力の入れようといったらない。


根負けして、彼と会うことに・・・。


待ち合わせ場所に現れたのは、
小さく太い、
清潔感ゼロの男性であった。


見た瞬間にウゲっ!と思ったが、
大人の態度で挑まねばならない。
多くの人の念を背負っているのだ。


彼は今まで
女性とロクに関わったことがないようで、
会話のキャッチボールが全くできない。


資産を持ち、結婚適齢期で独身・・・。
なるほど、こういうことか。


彼は、仕事の自慢話を得意とした。


話がかみ合わない上に、
自分の話したいことだけは延々と続ける。


退屈で苦痛な時間が続いた・・・。


何度も時計を見たが、
針が一向に進まない。


話題を変えても他の質問をしても、
負の流れを絶つことはできなかった。


恐らく台本を暗記してきたのだろう。
一通り話し終えると、重い沈黙が・・・。


・・・お断り、決定!!


いくら条件はよくとも、
これではやっていけない。


ところが彼からは気に入られたようで、
また会って欲しいとの連絡が。


お見合いオバサンもA子さんの母親も、


『絶対にもう一回会うといい!
良さがわかるから!』


良さは少しも発見できなかった。
今までも、そしてこれからも・・・!


断れど断れど聞く耳持たず、
強制的に二度目の面会が
セッティングされたのだ。


案の定、
やはり無理だと再確認しただけ。


さすがに次こそは、断ろう・・・!


それでも尚、プッシュし続けてくる
お見合いオバサンと母親。


言っても聞かないどころか、
さらに強力に勧めてくるではないか。


もはやここまで・・・!
意を決して、
本人にもう会えないと伝える。


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せっかくいい人を紹介してやったのに、
この恩知らず!ふざけるな!


オバサンからは散々罵倒され、
母親からも猛烈に批判された。


無理なものな無理なのだ・・・。
彼女はその後すぐ、
現在の旦那様と出会う。


約10年後・・・。


世話焼きオバサンが
A子さんの家族と昔話をしたそうだ。


『地主の息子さん、まだ独身みたいね~。
A子ちゃん、あんな人と結婚しなくて正解よ!』


散々プッシュしたのは、
どこのどいつだー!
さらにA子さんの母親まで・・・。


『あのオバサン、本当いい加減よね~。
私も彼と結婚しなくてよかったと思うわ~!』


愛なんてなくなるんだから、
結婚は金よ金!と言っただろうに・・・。


見合いを断った後は険悪になったが、
綺麗さっぱり、全てを忘れている彼女たち。


彼と結婚しなくてよかったので、
結果的にはよかったのだが・・!
何とも言えない後味となった。


58


それにしても、人の記憶は信用できない。


都合のいいように変換され、
都合の悪いことは忘れていく・・・。


いやいや、私は忘れてませんぞ。


若かりし頃の理不尽な仕打ちを思い出し、
A子さんはメールを打ってくれた。


攻撃した方は覚えていないが、
攻撃された方は覚えているのだ・・・。


『何とも言えない飲み会だったわ・・・!』 友人A子がくたびれていた。大手企業との合コンがあったそうな。 指定された店の地図を見て仰天、歌舞伎町のラブホテル街ど真ん中である。こんな所に店があったとは・・・! 向かってみると、今にも崩れ落ちそうな雑居ビルだった
『何とも言えない飲み会だったわ・・・!』

 
友人A子がくたびれていた。
大手企業との合コンがあったそうな。

 
指定された店の地図を見て仰天、
歌舞伎町のラブホテル街
ど真ん中である。


こんな所に店があったとは・・・!

 
向かってみると、
今にも崩れ落ちそうな
雑居ビルだった。


激安居酒屋のようで
清潔感のない店内。


店員の指示で
恐る恐る階段を上る・・・。


 


既に女性メンバーが
2名到着しており、
安心感が押し寄せた。


男性幹事から
遅れると連絡が入ったため、
女3人で先に飲み始めることに。


最近どうよ?から始まり、
婚活の近況を事細かに報告。


こんな人とデートした。
こんな合コンに行った。


赤裸々な女子トークを炸裂させる。


戦闘前後の女子会ほど、
リラックスできる時間はない。


血で血を洗う婚活界の中で、
数少ない癒やしの時間となる。


これから訪れる戦いに向けて、
十分に英気を養ったのだ。


・・・ところが、
待てど暮らせど男性が来ない。
 

いくらなんでも遅すぎる!
こんなに待たせるなんて!


怒りが沸々と湧き上がる中、
女性幹事が男性幹事に電話。


『ちょっと~!まだ男性が来ないよ?』
いつ到着するのかと問いただす。


受話器を持つ彼女の手が、
ピタリと止まった。



 
『・・・えっ!?
もう着いている・・・!?』




嫌な予感がする・・・!!


どうやら、
男性幹事だけが遅刻し、
他のメンバーはすでに店内のようだ。


恐る恐る、
隣のテーブルに目をやった。
男性二名が横並びで
座っているではないか。



『ま、まさか・・・!!!』



そう、
彼らが合コン相手であった。
ずっと隣の席で、
静かに座っていたのだ。


これから初めましてする男性が
真横にいるとは全く知らず、
包み隠さないトークをぶちかました。


『しまったぁぁーーーー!!!』
女性陣の心の声がピタリと揃う。
 

狭い店内、
間違いなく全てを聞かれていた。


そんな気まずいスタートとなる・・・。
 

 


この事件の有無にかかわらず、
特に収穫がなかったのが
不幸中の幸い!?であったそうな。


万が一、
惚れ込む相手がいたら
痛恨のミスである。


店員が席の案内を
間違えて起きたミラクルだが、
この手のミスは
いつ起きても不思議はない。


壁に耳あり障子に
目ありとは言うが、
敵はすぐ側に潜んでいる
可能性があるのだ。


婚活の街に着陸した時から、
油断することなかれ。


特に開始前にお茶などする時は
すでに敵地に入った気持ちで挑むべし。


知らぬ間に対戦相手が
隣で茶をすすっていることもある。


私も現役時代、
カフェは警戒していた。


年頃の男性がいたら、
万が一を警戒して
声のトーンを落としたり・・・。


緊張と緩和が必要な婚活。


緩和する時は、
左右の確認をしっかりと。
交通ツールと同じだ。


 『既婚者はマジでいらんっ!』 友人A子が憤慨していた。一体、何が起こったのだ・・・。  ある日の合コン帰りのことである。  特に盛り上がることもなく、自由解散の流れとなりつつあった。 その中で、1人だけテンションMAXな男性が・・・。 二次会に行こう行こう行
 『既婚者はマジでいらんっ!』

 
友人A子が憤慨していた。
一体、何が起こったのだ・・・。

 
 


ある日の合コン帰りのことである。
 
 
特に盛り上がることもなく、
自由解散の流れとなりつつあった。

 
その中で、
1人だけテンションMAXな男性が・・・。

 
二次会に行こう行こう行こうと、
情熱が抑えられない様子だ。

 
どうやら名古屋からの出張者で、
東京の夜を心行くまで楽しみたいそうだ。

 
では仕方ない・・・ということで、
一同はカラオケに行くことになった。
 
 
A子の隣には、
名古屋の男性が座った。

 
携帯をいじる彼を見ると、
待ち受け画面が目に飛び込んできた。
 

妻子のような人物と
写っているではないか。

 
どう見ても家族写真であった。
脳内警報が鳴った。
 
 
自称・独身であったが、
高確率で既婚者に違いない。

 
彼は、メールアドレスと
電話番号を教えてくれと言い出した。

 
彼女は電話ではなく、
LINEを交換しようと提案したが・・・、
 
 
『俺、LINEやってないんだ~!』

 
仕方なく、
番号とアドレスを渡すことに。
 
 
『俺の泊っているホテル、
夜景が綺麗なんだよ!』

 
今から部屋に来いと始まったのだ。
もちろん断るも、しつこく粘り続ける。

 
ようやく解散となり安堵した頃・・・。


合コンの幹事が、
参加者全員のLINEグループを作ったのだ。
 
 
先ほどの男性も
表示されているではないか。
LINEはやっていないと、
嘘をついたようだ。
 
 
彼はすぐに気付いたのか、
自らグループを退出。
 
 
その痕跡も、
しっかりと残されていた・・・。
 
 
もう、怪しさ全開。
既婚確定だ。(実際、既婚であったと噂で知る)


しかし彼はまだ諦めなかった・・・。
 
 
金曜の夜であったが、
土日も東京に滞在していたようだ。
 
 
朝の6時から
A子に電話攻撃をかけてきた。

 
休日の早朝から何事・・・!?
 
 
恐る恐る見てみると、
彼からの着信で
埋め尽くされているではないか。
 

恐怖におののくと、
更に追撃メールが・・・!

 
『おはよう!今から朝ごはん行かない!?』

 
誰が行くんじゃい!!
こんな朝っぱらから急に。

 
すぐに断りを入れるも、
奴は諦めない。
 
 
昼夜を問わず、
電話、電話、メール、メール。

 
この期に及んで、
ホテルの夜景が綺麗だから来いと言い張る。

 
夜景などホテルじゃなくても楽しめる。
 
 
その後は翌日まで、
狂ったように着信があった。

 
彼は東京まで来て一体、
何をやっているのだろうか・・・。
 
 
全てシカトすると、
月曜日から通信はピタリと止まった。
 
 
家族の元へ帰ったのだろう。
なんて分かりやすい・・・。
 
 
金曜の夜に帰ればいいものを、
邪な気持ちで日曜まで滞在。
 
 
彼の気迫が感じられる、
執念の東京ツアーであった。
もはや狂気の沙汰である。

 
タイムリミットに迫られ、
異常行動に出る彼は
家族の目にはどう映るのか・・・。


知らぬが仏・・・!!
 


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A子は呆れ果てていた。

 
『既婚者って、
こうやって遊んでいるんだな
・・・とわかったわ』
 
 
彼らには断られたら恥ずかしいとか、
プライドが傷つくとか、
そんな感情は一切ない。

 
イノシシのようなものである。
前進、前進、前進あるのみ。
ひたすら突き進む。

 
うっかり優しさを出すと、
角で一突きにされる。


情熱的な恋愛!と勘違いして、
不倫街道に進んだら危険だ。
 
 
横道から他人事のように
見守っていたい・・・。


『合コンを振り返るわ!!』友人A子(アラサー)からメールが届いた。不発だったようで、お疲れ模様である。何が起きたのか・・・。大手企業との試合は、ラグジュアリーなカラオケにて行われた。A子は仕事が長引き、1時間ほど遅れて到着・・・。『遅れてすみません!こんに
『合コンを振り返るわ!!』


友人A子(アラサー)からメールが届いた。
不発だったようで、お疲れ模様である。


何が起きたのか・・・。


大手企業との試合は、
ラグジュアリーなカラオケにて行われた。


A子は仕事が長引き、
1時間ほど遅れて到着・・・。


『遅れてすみません!こんにちは!』


ドアを開けた瞬間、
野生の勘が働いた。


・・・危険!!


薄暗い部屋は静まりかえっており、
男性幹事は彼女の姿を見るなり
ニコリともせずにビールを頼んだ。


明らかに盛り上がっていない空気を、
照明がさらに増長させている。


お通夜なムードの中、
一体どんな話をしているのだろう・・・。


『俺の名字当ててみて~!』


合コン開始1時間が経つというのに、
まだ自己紹介が続いているではないか。


ヒントなしで名字を当てるという、
永遠に終わりそうもないクイズ!


流れを変えたいところだが、
新参者ゆえに様子を見るしかないA子。


次にやってきたイベントは、
第一印象ゲームであった。


『この中で一番、モテそうな人は・・・!?』


などと適当なお題を出して、
最も当てはまりそうな人を指さすゲームである。


誰がやってもそこそこ盛り上がるのだが
名前当てクイズのダメージは深く、
お通夜モードは引き継がれた。


気持ちだけでも明るくいきたい・・・!


願い虚しく、
男性幹事は終始無言で
会を盛り上げようとする気配ゼロ。


彼の仲間B男&C男は
必死こいて喋るのだが、
どうにもこうにも空回り。


その原因の1つが、
女性メンバーであると気付いた。


高学歴、高収入、気が強いの三拍子。


男性陣の頑張りを白けた目で見て、
全身から『つまらない』オーラが出ている。
(表面上は普通に会話)


この世で考えられる対戦カードの中で、
最悪の組み合わせだった。


洗剤でよく見かける、
『混ぜるな危険』というやつだ。


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ようやくお会計・・・。


『いいから、いいから!
ここは俺たちが払うから!』


 
男性B男&C男は女性に言った。


こんなに盛り上がらなかったのに、
大人な彼らである。


さて、帰り道のことだ。
A子の元にメールが届いた。

 
男性幹事からである。


『今日はお疲れ~!楽しかったね!!』


一番つまらなそうにしていた者が、
随分と明るいテンションだ。


『もし可能なら、
1人3,000円ずつ振り込んで♪』


これが言いたかったんだな・・・!


他の男性メンバーが
ご馳走すると言ったではないか。


急に不自然なキャラが出るというのは、
何か言いにくいことがある証。


しっかり口座番号が送られてきて、
有無を言わさない迫力である。


その場で言ってくれたら、
さらっと支払ったのに・・・!!


無駄に振込手数料もかかるぞ。


奢りと見せかけて、
解散した途端に請求とは・・・。


この3,000円と引き替えに払う
代償はあまりにもデカい。


女たちの人生に、
『器の小さい男』として
刻まれてしまった。


ただ盛り上がらない合コンであれば、
『ご縁がなかった』とカウントされ
記憶は次第に失われていく・・・。


振り込み指示など
イレギュラーなことをすると、
こうして伝説が残ってしまう。


その場で割り勘にしたほうが、
金額も多く徴収できたのに。


相手が振り込んでこなかったら、
一巻の終わり。一円も回収できない。


さらに評判も落とすという、
ハイリスク・ローリターン。


あげたものを返して!はナシである。


奢るなら奢る、割り勘なら割り勘、
武士に二言はない。

『すみませ・・●▲●■▲!』友人A子は声をかけられた。が、音楽を聴いていて聞こえない。面倒なので無視して歩く。男性もついてくる・・・。彼が横に来た途端、即座にイアフォンを外した彼女。弁護士バッジが見えたからだ。こりゃ、話を聞かねばならぬ・・・!別人のように
『すみませ・・●▲●■▲!』


友人A子は声をかけられた。
が、音楽を聴いていて聞こえない。


面倒なので無視して歩く。
男性もついてくる・・・。


彼が横に来た途端、
即座にイアフォンを外した彼女。


弁護士バッジが見えたからだ。


こりゃ、
話を聞かねばならぬ・・・!
別人のように態度チェンジ。


絶賛婚活中の身、
大事な出会いである・・・。


ほどなくして彼とはいい感じに。
ある日のデートのことだ。


会話に何の脈絡もなく、
自慰行為を日に3度行うと告白してきた。


酔った勢いではない、
彼は下戸である。


あまりの衝撃でその後の記憶はなく、
気持ち悪い!!と彼を葬ったA子。


『・・・ということが
過去にあってだな。
3回は異常じゃない!?』


時空を経て、
女子会のテーマに上がった次第だ。

 
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そんな事態に遭遇したことがないので
実際のところわからんが、
さして問題ないのでは・・・!?


ほれ、日に3度というのは
習慣化しないと難しい。


司法試験に受かるくらいだから、
己を律して時間を工面していたのだろう。


同じことを
正確に繰り返すことによって、
その日の体調を知る的な
役割があったりして。


むしろ自己管理できて
真面目なデキメンなんじゃ・・・!?


会ったこともない彼が、
いい男に思えてきた。


当のA子は性的不快を覚え、
一切の連絡を絶ったそうな。


もったいない・・・いや、
一瞬の『キモ!』は永遠の別れに
繋がることも思い出した。


・・・あれは若かりし頃、
年下の男性と食事に行った。
(彼も弁護士を目指していたな・・・)


これまた会話に何の脈絡もなく、
『僕をメチャクチャにしてください・・・!!』
と放ってきたのだ。


・・・ええっ!?3秒前まで、
普通の人だったじゃないか。


お前はどこから出てきたー。
その手には乗らん・・・というか乗れん!


申し訳ないがメチャクチャ技など
持ち合わせてはいない。


年下男子と交流するには
性の技術に
長けていないといかんのか。
こりゃ、おいそれと近付いてはならぬ。


うら若き乙女の私は恐れおののき、
光の速さで消え去ったものだ・・・。


どんなにしょうもないことでも、
正体を現すのは初期でなくてよい。


一度『キモスイッチ』が入ると
なかなか復活できない者もいるのだ・・・。
 


合コンが開催された。当日ドタキャンの穴を埋めるべく、友人A子が急遽召集された。会場に着いてみるとすでにメンバーは集まっており、妙な空気になっているではないか。・・・こいつだなっ!!一瞬で違和感の元を察した。男性の一人がPCを広げたまま、画面をチラチラ覗き込ん
合コンが開催された。


当日ドタキャンの穴を埋めるべく、
友人A子が急遽召集された。


会場に着いてみると
すでにメンバーは集まっており、
妙な空気になっているではないか。


・・・こいつだなっ!!
一瞬で違和感の元を察した。


男性の一人がPCを広げたまま、
画面をチラチラ覗き込んでいる。


なんと彼、
自分の所属するオンラインサロンに
合コンを生配信
しているというではないか。


仰天して固まるA子。


他の男性メンバーも引いており
そんなものは片付けろと促すも、
まったく聞く耳を持たない。


耳にはイヤフォンをつけたまま、
話半分に参加しているのだ。


何なら視聴者から
質問がやってきたようで、
堂々と読み上げてくる男。


『綺麗な人たちですね。
化粧品は何を使っているんですか?』


顔まで配信しているんかーい!!


世慣れた女性陣たちは半ば諦め、
律儀に質問に答え始めた。


こいつはダメだ、放置しよう。

 
そのまま時は流れ・・・、
一次会は結びとなった。
 
 
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『女の子はお金はいらないよ、
俺たちが奢るから!』
 
 
急に大きく出てくる生中継男。


それよりも出演料を寄越せーー!!!
というか勝手に放送するんじゃない。


テレビカメラや
写真撮影が入るイベントは
予めお伺いがあるではないか・・・。


生中継男だけが一次会で撤収し、
他のメンバーで
カラオケに行ったところ・・・。


彼の悪口で大いに盛り上がり、
全員の絆が飛躍的にアップした!


どれだけ非難されようが
己を貫き通した生中継男。


自分への冷たい視線よりも、
謎の使命感を選択したとは。


生中継男の存在は
他メンバーの団結に一役買えた。
 
 
共通の敵が登場すると
メンバーの結束がアップする。


フリーザ様が登場した時の、
悟空とベジータしかり・・・。


どうしようもない輩でも、
ある側面では役立つことがある。

 

友人A子がくたびれていた。『二度目のデートを断ったら、逆ギレされた・・・!』一度は会ってみたものの、何か違うな・・・と思ってのお断りである。こればかりはお互い様なので、仕方あるまい。ご縁がなかっただけ・・・。『じゃぁ、何で1回俺と会ったんだよ!(怒)』・・
友人A子がくたびれていた。


『二度目のデートを断ったら、
逆ギレされた・・・!』


一度は会ってみたものの、
何か違うな・・・と
思ってのお断りである。


こればかりはお互い様なので、
仕方あるまい。
ご縁がなかっただけ・・・。


『じゃぁ、何で1回俺と会ったんだよ!(怒)


・・・逆に尋ねたい!
何故、確実に2回目があると思ったのか。


本性をみたことにより
より一層、二度と会いたくないと確信した。


このように夜の婚活界では
切れやすい者が増えている。


本日は、
カルシウム不足の彼らに迫る~。


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友人B子は3度目のデートに出かけた。


全身をブランドで固めた、
ギラギラオーラが眩しい彼とだ。


センスの悪いセカンドバッグを
誇らしげに担いで登場。


やはり、何かが違うな・・・。
嫌な予感は確信に変わりつつあった。


彼はとにかく、
財力自慢をすることを好んだ。


毎度毎度、
豪華な食事に連れて行き、
『稼いでいる俺』トークを連発。


調子のいい彼女は、
適当に話を合わせるのが得意。

 
彼はどんどん、
勢いに乗ってきた。


『俺、こう見えても電車とか乗るんだぜ~?』


断っておくが、
彼女からは何も言っていない。


電車に乗らなそうに見えるのは
人様が感じ取ることであって
自白するものではない。


『すごい!高級車だけじゃなくて、
電車も乗るんですね~!』


優しい彼女は
心にもない台詞で応戦した。


彼の酔いも絶好調に達したようで、
急にホテルに泊まろうと言い出したのだ。


いやいや、行きませんから〜。
帰り道にて、やんわりとお断りする。


まさか断られるなんて、
予想外であったのだろう。
彼の怒りは突然、沸点を超えた。


『お前ぇぇーっ!俺が金と時間を
どれだけ使ったと思ってるんだよ!!』


なんと、夜の繁華街で叫び出したのだ。
通行人の注目の的である。


時間が無駄になったやら、
食事代が無駄になったやら、
男らしさゼロの台詞を炸裂。


こりゃいかん。
彼女は、ほうほうの体で逃走した。


帰宅後も、
負け惜しみのLINE攻撃に苦しむ。
時間の無駄になったのはお互い様である。
 

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『私、彼の話を聞きすぎてしまったわ』


そう、彼女はとても聞き上手な女・・・。


このような人物と会話をすると、
まるで自分が面白い話を
しているかのように錯覚してしまう。


いい気分になったはいいが、
全ては聞き上手が
作り出してくれた虚像だ。


これに気付かないと悲劇が起こる。


盛り上がっていたし、
いい雰囲気だった。
今夜はイケる!と勘違いが起きる。


自分の力かと思いきや、
相手の術中にハマっていただけ・・・。


彼女のおかげで
いい時間を過ごせたな!と感謝するか
人様の手柄を横取りしたことに
永久に気が付かないかで明暗が別れる。


みっともない
逆ギレをしないためには、
真実を見極める技を
身に付けたいものだ。


友人から被害報告が届いた。『聞いて!昨日のデート、悲惨だったわ・・・!!』  チャラい男性との、チャラい夜であったようだ。  集合は深夜の12時。 その時点でもう何かがおかしい。  『タクシー代、出すから!』しつこく誘い続ける彼。 ならば1杯くらい、いいかな
友人から被害報告が届いた。



『聞いて!昨日のデート、悲惨だったわ・・・!!』
 
 
チャラい男性との、
チャラい夜であったようだ。
 
 
集合は深夜の12時。

 
その時点で
もう何かがおかしい。
 
 
『タクシー代、出すから!』


しつこく誘い続ける彼。

 
ならば1杯くらい、いいかな・・・と、
友人は出かけたのだ。
 
 
連れて行かれたのは
無駄に豪華なお店。

 
芸能人御用達の
個室カラオケであった。

 
(げっ、個室か・・・!)


嫌な予感はしたもの、
黙ってビールを注文。

 
するとビールが来る前に、
彼が驚きの追加オーダーを始めた。
 
 
『テキーラ、とりあえず5杯ずつね!
ゲームするから!』
 
 
急に何を言い出すのだ。
テキーラなんていらないよ!
制する彼女。
 
 
『いいじゃん、いいじゃん♪』


聞く耳を全く持たない。
 
 
その店の常連らしき彼は
店員の男性も加え、
3人でゲームを強引に開始。
 
 
じゃんけんで3回負けたら、
テキーラ1杯というルールだ。
 
 
じゃんけんなんて、
数秒でカタがつく勝負。

 
自然に酒量が多くなる、
恐怖の試合だ。

 
女を酔わせて
どうこうしようというより、
『派手に飲んで、遊んでいる俺!』
に酔っているご様子。
 
 
飲むぞ飲むぞと
彼は意気込んでいる。

 
酒の神・バッカスが憑依したようだ。
 
 
私は一体、
何をしているのだろう・・・。

 
A子は疑問を持ちながらも腹を括った。


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・・・・結果。


彼女は一番負けて、
何杯も飲むハメに。


元々、
酒には強くなかったのだが、
集中力と意思の力で、
己を保つことができた。
(※よい子は真似しないでください)
 
 
なんと潰れたのは
バッカスのほうである。
ソファに倒れ込み、気絶寸前だ。


先ほどまでの威勢はすっかりと失い、
返事もままならない泥酔状態に。


こりゃいかんと、
彼女は彼を連れて退店。


彼はフラフラとしながらも
タクシーに乗り込み、
『じゃ!』と一言放ち、立ち去った。


残されたA子。


そういえばタクシー代、
出すって言ってたよな・・・。


私は一通り話を聞き・・・、


『交際もしていない相手との、
深夜の急な約束はやめろー!』


あまりにも普通すぎる意見を述べた。

 
夜が深くなればなるほど、
妖怪出現率は高まる。


『散々だったけど、
ちょっとだけ嬉しかったことがあるの』


どこに喜びがあったのだ。
聞き逃したか?


『奴が倒れた時、「勝った!!」と
思ってスカっとしたのよね~!』


チャラ男を避けたければ、
好戦的な性質は封印するが吉。


戦うのは、そこではない・・・!!


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半径5メートルで婚活アプリが流行していた頃・・・。結婚相談所で活動している友人も、『ネット界って、人種が様々だわ~!!』新しい畑に可能性を見出して参戦してきた。 人種が様々・・それは時に、レアキャラとの遭遇を意味する。A子は続けざまに、マルチな男を引き当て
半径5メートルで婚活アプリが
流行していた頃・・・。


結婚相談所で活動している友人も、
『ネット界って、人種が様々だわ~!!』
新しい畑に可能性を見出して
参戦してきた。
 

人種が様々・・それは時に、
レアキャラとの遭遇を意味する。


A子は続けざまに、
マルチな男を引き当てた。


妙な会合に連れて行かれては、
怪しげな商品のプレゼンを聞かされ・・・。
 

今やメールのやりとりだけで
怪しい男を見極めるまでに成長した。
経験って大事!!


履歴書には書けない、
生きるために大切なスキルである。
 

最近デビューしたB子からは、
とある人物の写真を見せられた。


『この人から、いいねが来たの・・・。』

 
【50歳 C子】
そこには小奇麗な主婦の写真が。
・・・え!?女性から?


『それは奇跡の一枚!!他の写真をよく見てっ!』


言われるがまま
2枚目、3枚目を凝視すると、
背筋がヒヤリとした。



オッサンだったのだ、完璧なまでに。



『こ、これは・・・!?』
声を失いそうになる。


女装写真の横には、
『マジで結婚相手探しています!』
とコメントが。


おい、
探す気ないだろう・・・!!
完全に遊んでいる。


いや、この趣味を
わかってくれる女性を
探すにはネットがいいか・・・・。


私生活では出会いの
分母が小さすぎる。 


一瞬でも騙された己を恥じた。
奇跡の一枚は性別すら超えてしまうのだ。

 
・・・ということは、
どんな女でも美人に写ることなど容易い。


もう一度、
彼の仮装画像を凝視してみた。


ドンキで売っているような
パーティ用のカツラを着用している。


変装のクオリティは低く、
こりゃ人に見せたかっただけであろう・・。


女装癖はあるが
外に出る勇気がないオッサンが、
ネット上で暴れまわっているのか。


あくまでも
『結婚相手を探している!』
という仮面を被って、
謎の安全策をとっているように見える。

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数日後、またB子から
男性写真を見せられた。


『この人からいいねが来てさ・・・。』


そこには、
黒光りしたボディビルダーの男性が・・・。


おにぎりほどの
赤パンツのみを着用し、
テッカテカに光った
肉体を見せつけている。


ほぼ裸。
おにぎりは限りなく小さい。


一瞬、
キン消しかと見間違えた・・・。
それほど人間離れした
光沢ボディである。


こいつもまた、
見せたいだけの輩であろう・・・。
もっと真面目にやらんかーい!


着衣でもゴツいだろうから、
筋肉は突っ込まれるはずだ。


いくらでも見せる機会はあったはず!


見てほしい衝動を
抑えきれなかったのだな・・・。
 
 
気軽に参加できるネット界故に、
冷やかしも
参入するようになってしまった。


まぁ害はないので
『こんなの出たよ!』
くらいでさらっと流すが吉。

 

『私、命拾いをしたわ・・・!』 友人A子&B子が参加した合コンが警察沙汰になった。これは穏やかではない・・・!      A子だけは先に帰ったため、難を逃れたようだ。深夜の西麻布で一体何があったのか・・・。 その日は7対7の集まりであった。 知り合いの知り合い・
『私、命拾いをしたわ・・・!』

 
友人A子&B子が
参加した合コンが警察沙汰になった。


これは穏やかではない・・・!     

 
A子だけは先に帰ったため、
難を逃れたようだ。


深夜の西麻布で
一体何があったのか・・・。

 
その日は7対7の集まりであった。

 
知り合いの知り合い・・・のように
寄せ集めのメンバー構成。
 
 
非常に盛り上がりに欠けており、
早く終わらないかな
・・・と願い続けた。

 
さて、女性の1人に
非常に悪目立ちする者がいた。
 
 
謙虚さの欠片もなく、
上から目線。

 
私は!私は!
と自慢話が止まらない。

 
同姓から見ても
目に余る態度であった。
 
 
何となく男性がカチンときている
空気は察したものの、
友人たちはやりすごした。
 
 
事件はこの後に起きた。


終電も近くなり、
電車で帰る者は帰宅。

 
酔いも絶好調に回った彼ら、
ついに喧嘩の運びとなった。
 
 
詳しい経緯は不明だが
男性が悪目立ちの彼女を、
『ババア』とからかい出したのだ。
 
 
すると、彼女は激昂。


『はぁ!?それ、私のことじゃないわよね!?』
 
 
それでもババア呼ばわりを止めない。

 
暴走が止まらない
酔っ払い集団と化した。
 
 
怒り狂った彼女は
顔を真っ赤にしながら
液体ウコンを男性に浴びせかけた。
 
 
酔ってフラフラのくせに正確に命中。

 
黄色く染まるシャツ
・・・地獄絵図となる。


続いて激怒したのが、
ウコンを被った男性である。


平手で彼女の頭を軽くどついた。
 
 
火に油!
彼女の怒りは頂点に達する。


般若の形相で
男の腕を掴み上げた。


なんとそのまま、
警察まで連行してしまったのだ。


他のメンバーも大慌てで後を追う。
 
 
酔っ払いが大挙して押し寄せ、
交番はてんやわんや。


そのまま明け方5時まで、
みっちり4時間缶詰めに。


事故現場から遠くに座っていたB子は
何が起きたのか訳のわからぬまま、
軟禁される被害をくらう。
 
 
喧嘩両成敗・・・
どうしようもない夜だ。


明暗を分けたのは、
帰宅時間であった。

 
酒盛りは長くなればなるほど、
グデグデに。


何が逆鱗に触れるかわからないのが
深夜の魔力だ。
 
 
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この話には続きがある。

 
みっちり警察署で
話し合った結果・・・。。
 
 
最後は和解し、
全員で朝食を食べて帰ったとのこと。


なんのこっちゃの
ハッピーエンド!?である。
 
 
時間の経過とともに、
我に返ってきたのだろう。


対応した警察官の方が、
一番の被害者じゃないか。


女子はシンデレラタイムまでに
帰宅するのが吉!


東京の夜には魔物が出る、
自分が魔物になる場合もある。
 
 
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合コンの風物詩、ドタキャン。  『ごめん、都合が悪くなった!』 体調不良から仕事、他の予定を優先(とは直接言わないが)、事情はバラエティに富む。 ある会でA子を誘っていた。  彼女は結婚したがらない彼氏を持つ、アラサー女子。  他の男性も見てみたくなったの

合コンの風物詩、ドタキャン。
 
 

『ごめん、都合が悪くなった!』

 
体調不良から仕事、
他の予定を優先(とは直接言わないが)、
事情はバラエティに富む。

 
ある会で
A子を誘っていた。
 
 
彼女は結婚したがらない
彼氏を持つ、
アラサー女子。
 
 
他の男性も
見てみたくなったのだろう、
二つ返事でOKしてくれた。

 
・・・さて、当日である。
 
 
A子だけが現れない。

 
駅で待ち合わせて一緒に
店に向かうと話はついていた。
 
 
メールをしても返事はなく、
電話をかけても出なかった。
 
 
嫌な予感がする・・・!

 
しかし刻一刻と
開催時間は迫る。

 
『先に行っているよ!』

 
留守電を残し、
他のメンバーと戦地へ向かった。
 
 
合コン開始後、30分経つも
彼女からの連絡はない・・・。
 
 
普段は時間を守る人間だが、
婚活絡みだと未知である。
 
 
こんなときに限って男性幹事が
急遽参加できるようになった3名を
よかれと引き連れてきたため、
さらに人数差が開くハメに。
 
 
ありがた迷惑・・・!
 
 
友の生死も気になるし、
女子が足りない罪悪感に
生きた心地がしない。
 
 
何度電話をするも、
一向に繋がらず時間は経過・・・。
 
 
何をとち狂ったのか、
既婚者だが来てくれそうな友が
店の近所に住んでいるのを
思い出した。
 
 
 
『既婚者でも全然、いいよ!
人数も気にしないでね~!』
 
 
快諾した男性幹事。
(それもそのはず、彼も既婚者
であったのを数年後に知る・・・)
 
 
突然、
白羽の矢が立ったのは、
フットワーク抜群のB子だ。
 
 
緊急事態、A子が行方不明!
応援求む!
 
 
手短に伝えたところ、
『なら今からいくわ〜スッピンだけどいい?』
言葉通り、すぐに現れた。
 
 
家でテレビを見ていたようで、
ラフな格好で登場。
 
 
他はガチガチの
婚活ワンピで武装した、
現役の戦士たち。

 
圧倒的に人気だったのが、
フラっと立ち寄ったB子であった。
 
 
全員から連絡先を聞かれ、
独身女子の追随を許さなかった。
 
 
無欲の勝利・・・!!
 
 
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さて、行方不明のA子だが、
翌日に連絡がついた。
 
 
どうやら、
家賃を出してくれていた彼氏から
『もう払えないから、出ていってくれ』
退去命令が出たというのだ。
 
 
問答無用で追い出されたようで
パニックになり、
合コンのことなど
1ミリも覚えて
いなかったとのこと・・・

 
婚活人生初めての
家なき子ドタキャン。
 
 
後にも先にもこの一件だが、
生死の連絡くらいしてくれー!!

 
私にもパニックが連鎖して
既婚者まで呼んでしまった。
 
 
謎の責任感に追われた
思い出の一夜であった。
 
 

(ちなみにA子は
当時の彼氏と結婚、
めでたしめでたし!?)

 

友人A子とB子がくたばっていた。どうやら疲労度MAXの合コンに参加してきたようだ・・・。  聞くところによると、出会いうんぬんよりも全ての要素が辛かったそうな。 まず店までの距離が最寄の駅から徒歩30分。  東京都内で、そんな場所を見つけるほうが大変だ。 次の駅
友人A子とB子がくたばっていた。


どうやら疲労度MAXの合コンに
参加してきたようだ・・・。 

 
聞くところによると、
出会いうんぬんよりも
全ての要素が辛かったそうな。

 
まず店までの距離が
最寄の駅から徒歩30分。
 
 
東京都内で、
そんな場所を見つけるほうが大変だ。 
次の駅についてしまう・・・!
 
 
動くことが何よりも嫌いなB子には
これだけで苦行。
 
 
最初からテンションダウン
したようなのだが、
店も仰天するくらい汚かった。
 
 
尻を乗せたくないほどの、
清潔感のない椅子。
 
 
入った瞬間、
『今すぐ、出たい!!!』
と思うような空間だったいう。
 
 
そんな店が今時あるなんて
・・・珍しい。

 
店はホームページは持たず、
グルメサイトにすら
掲載されていなかった。

 
ある意味、
知る人ぞ知る名店なのでは・・・!?
 
 
期待虚しく、
料理も全く美味しくなかった。
 
 
男性たちも自身の趣味の話で、
内輪で盛り上がっていただけ。
 
 
B子は下戸のため、
通常の女よりも
合コン耐久性が低い。
 
 
酒で気を紛らわす術を使えないので
現実だけが見える・・・。
 
 
しかしA子は酒飲みだし、
精神力も強いはずだ。

 
そんな彼女までを疲労させるとは、
もう一撃あったとみた。
 
 
男子メンバーの最後の一人に、
悪質なハゲがやってきたそうな。
 
 
なぜ一番目立つシーンで、
そんなのがやってくるのか・・・。
 
 
どうせなら最初から
参加して打ち解け、
『あぁ、いい奴だった!!』
というギャップを見せつけれくれー。
 
 
ところが彼は横柄で
いい奴でも何でもなく、
性格も悪いときた。

 
さらに不健康な肥満体をも
持ち合わせている。



『薄毛&肥満の組み合わせは
30人に1人くらいだから、
滅多に来ないよね!』

 
 
このように豪語していた
A子(イケメン好き)が、
最近の出会いでは連続遭遇している。
 
 
はぐれメタルが2戦連続で
出てくるようなものだ。
 
 
容姿に自信のない者は、
絶対に遅刻しないほうがいい。
 
 
もし場の空気がイマイチだと、
勝手に期待されてしまう。
 
 
『あと一人来るぞ!素敵な人のはず!(希望)』
・・・と。
 
 
最初から存在すれば
30点で済んだものを、
遅れてくることによって、
マイナス30点に!
 
 
さらに性格も悪かったら、
どんどん減点される。

 
遅れれば遅れるほど、
良くも悪くも
ポイントに響いてしまう。 
注目率が無駄に高まるからだ。

 
私はなるべく
遅刻をしないように
心がけていた。
 
 
無駄に期待値を上げないために・・・。
注目度は最低から出会いたい。 

 
ナチュラルに溶け込みたい、
悲しき平民の性である。


読者の方から体験談をいただきました!アラフォーのA子さんからです♪ご紹介しまーす!ーーー三十路になりたての頃、焦ってお見合いパーティに参加した。おじゃる丸が好きという彼に惹かれ、アニメ話にて盛り上がり・・・。毎日のメールが続いた。 母親の話が多いかな?とい
読者の方から体験談をいただきました!
アラフォーのA子さんからです♪


ご紹介しまーす!


ーーー

三十路になりたての頃、
焦ってお見合いパーティに参加した。


おじゃる丸が好きという彼に惹かれ、
アニメ話にて盛り上がり・・・。


毎日のメールが続いた。
 

母親の話が多いかな?
という印象ではあったが、
気のせいか・・・と受け流す。


『結婚したら不自由させない』
と言われ、嬉しくなる彼女。


行きつけの串かつ屋さんに
彼ママと一緒に連れいていかれ、
もう結婚は秒読み!?
という雰囲気に。


ここで再び、
おやおや?現象が勃発・・・。


どうやらA子さんとの会話を事細かに
母親に報告しているようだ。


脳内アラームが再び鳴ったが、
揉消すことにした。
結婚するんだし!


この当時は転職も重なり、
2つの会社にて迷っていた。


彼に相談してみると・・・。


『お母さんが占いができるから、聞いてみる!』


こっちの会社にすべし!と
彼ママからのお告げが下った。


さらにマンションの運気が悪いから
郊外に引っ越すようにと、
追加の指示(占い)まで出てきた。
 

便利な場所に一人暮らし中の身。


占い通りに動いたら、
実家に住むよりも
不便になってしまう・・・!


ところがその土地は、
彼の職場がある場所でもあった。


もしかしたら
一緒に住む前提なのか?
これも結婚のための作戦?


彼ママからグイグイ迫られる。
しかし田舎はなかなかの不便・・・!!


『もし引っ越したら、来てくれるの?』


彼に聞いてみた。


『たまにはいくよ。』


・・・ええっ!?
たまにはって、何じゃい!!


この引っ越しは何のために・・・!?
しかし結婚マジックにかかった彼女だ。


『この方角が良い!』
という部分だけを合わせて、
近場で引っ越すことにした。


・・・さて、引越の前夜。


荷造りでてんてこ舞いの中、
事件は起こる・・・。


『布団を買ってあげたから、使って!』


彼と母親が突撃してきたのだ。


今すごく大変なんですけど・・・!
それに、布団は持っている!!


『母と一緒に選んだものだから、使って欲しい』


今すぐに広げてみろと、
部屋に押し入ろうとする二人。


こっちはそれどころじゃない!!
荷物でごった返しているのだ。
 

何とか説得し、
帰ってもらうことに・・・。


結論からいくと、
これから彼との仲は終了へと向かう。


最後に会ったときに、
A子さんのことを盗撮したようだ。


共通の男友達に
横流しをしようとしたらしく、
その彼からのタレコミにて発覚する。


交際中の女を友達に紹介!?
どういうこと!?
電話をしても音信不通・・・。


ようやく連絡が来たのだが、
彼の母親からであった。


『うちの●●は
A子さんに興味がなくなったと
言っておりますので、失礼します!』


・・・ガチャ!
呆気ない幕切れであった。


彼ママの占い通りの転職をして、
引っ越した後の出来事である。


結婚マジックでどうにかしていたが、
シグナルは多く出ていたな
・・・と振り返る。


転職先にて新しい彼氏ができたので、
この未来を占ってくれたのだと信じる・・・!


うちの息子を幸せにできないんだから、
そっちで何とかしなさい!という
彼ママからのエール・・・。


交際期間三カ月、
怒涛の出来事であった。
 

本日は後編でーす!前編を一言でまとめると、声の大きすぎる知り合いが現れた!です。(雑)(⇨前編はこちらから♪)店内に轟く自慢リサイタルを終え、命からがら解散となったA子さん。これにてさらば、永遠に・・・! ところが、願いは届かなかった。仕事の告知をSNSにて
本日は後編でーす!


前編を一言でまとめると、
声の大きすぎる
知り合いが現れた!です。(雑)



店内に轟く自慢リサイタルを終え、
命からがら解散となったA子さん。


これにてさらば、永遠に・・・!

 
ところが、
願いは届かなかった。


仕事の告知をSNSにて発信すると、
声デカB男からコメントが・・・。

 
その速さ、光のごとく。


『先日は素晴らしい時間をありがとう!
また近々、お食事しましょう!』


ひぇーっ!!
まるで親密な間柄のように・・・!
SNSに書くんじゃない! 


『書類をお持ちいただき、
ありがとうございました』


事務的に返信しておいた。

 
察してくれ、
この世に生きる全てよ・・・!


その後もメッセージが止まらない。


『どこどこにいるから、
いつでも遊びに来てね』


困り果てたA子さんは
エア彼氏を作成し、

 
『男性と2人きりで会うのはできない』と返事。


そんな申し出にはビクともせず、
日時を指定し誘ってくる彼。


テレアポの営業に向いている、
強靭な精神力をお持ちだ・・・!


シカトを続け、
SNSでの投稿も
B男には見えないように設定した。


あとは時が解決してくれるはず・・・!


ところが神は
さらなる試練を与えたもうた。
 


『B男があなたをタグ付けしました』


・・・な、
何をタグ付けしたっ!?


嫌な予感しかしない。
恐る恐る開いてみると・・・。 


綺麗な夜景を背景に、
ビールを持つB男の手が。


さもA子さんも一緒にいるかのように
見えるではないか・・・!
 
 
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ぎぇぇーーーっ!!!


あまりの恐怖に過呼吸と熱が出て、
大騒ぎとなった。


周りにいた友人らのおかげで、
なんとか呼吸は治る。


幸いタグ付けは
承認制にしていたので
当然、許可をしないことに。


B男を消し去ってしまいたいが、
街は狭い。
(2人は同じ地元)


もし逆恨みされたら・・・と思うと
またまた熱が出てきた。


・・・そんな中、
職場の打ち上げが。

 
メンバーの1人がA子さんをタグ付けし、
一般公開したのだ。


B男はすかさず発信をキャッチし、
得意のスピードコメント。 


『A子ちゃん、また声かけてね〜!
会いに行くから!』


ひーーーっ!!


お前に声をかけたことはない。
今までも、そしてこれからも・・・!


そもそも、
人の投稿で呼びかけてくるな。


『まるでいつも、
連絡し合っている感じね・・・』


気の毒そうにA子さんに目をやる友人。
再び発熱する彼女・・・。
 
 
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恐るべしSNS・・・。
仕事で必要なため、
辞めるに辞められず。


彼が他に夢中になれる
何かを見つけるよう、
祈るばかりである・・・!


また息子が将来このようにならぬよう、
ネットリテラシーを徹底させたい。



本日は読者の方から 成仏依頼をいただきました! アラフォーA子さんからです。 ありがとうございます! ーーー 芸術家として活動しているA子さん。 彼女の作品がB男の目に留まった。 彼は名前で検索をかけ、 SNS経由でメッセージを送ってきた。 『以前、●●●(居酒屋
本日は読者の方から
成仏依頼をいただきました!


アラフォーA子さんからです。
ありがとうございます!


ーーー


芸術家として
活動しているA子さん。


彼女の作品が
B男の目に留まった。


彼は名前で検索をかけ、
SNS経由でメッセージを送ってきた。


『以前、●●●(居酒屋名)にいた
A子さんだよね?
同じくバイトしていた
B男だけど覚えてる?』


全く思い出せない・・・!
15年以上は前のことだ。


当時のバイト仲間に聞いてみると、
『B男さんっていたね〜、
誰も連絡取ってないと思うよ〜?』


記憶ではバイト内に
変なヤツはいなかったはず。


友達申請を許可した。


・・・これが全ての始まりとなる。


メッセージのやりとりから、
彼はA子さんの地元で
働いていると判明。


やはり彼のことは思い出せず、
正直に覚えていないと告げた。


『皆で飲みに行って
一緒に撮った写真もあるから!
持っていくよ!
でも喫茶店でしか見せられない』


何故、喫茶店で・・・。


データで送ってくれたらいいのだが、
データにしてほしくない
黒歴史の頃のため
渋々OKを出すことに・・・。


B男はやってきたが、
やはり誰なのかさっぱりわからぬ。


『覚えてる?』



彼の第一声に
度肝を抜かされた。


声が大きすぎる上に、
ガラの悪さが漂う音色まで
兼ね備えていたのだ。


これから茶とは気が重い・・・!


2時間空けるようにと
指定されていたが、
本能が無理だと叫んでいる。


怯えながらもカフェに入り、
隣同士のレジでそれぞれお会計。


『抹茶ラテお願いします』


A子さんがオーダーしたその刹那、
隣のレジからB男の声『抹茶ラテで!』。


やはりロイヤルミルクティーに変更し、
サイドメニューもオーダーした。


するとB男も
ロイヤルミルクティー、
サイドメニューも同じものに
変更するではないか。


得体の知れぬミラーリング現象に
気付かぬふりを決め込むしかなく、
脳内警報だけが静かに鳴り響いた。


・・・席に着いた。


一緒に撮ったという
写真を見せられ、仰天。


A子さんと当時の女友達が
二人で映っており、
B男は隅っこに顔の欠片が見える程度。


観光写真に通行人が映り込むに等しく、
もはや関係者なのか謎である。


この写真を何故、
彼が持っているのか・・・。


次に出てきた集合写真にて、
当時の彼を確認。


(こんな人、そういえばいたーーっ!!!)


空気が読めないことで
有名だったことも
同時に思い出したが
時すでに遅し。


その後は震えるほどの大声で、
自慢を始めたB男。


主に、働いている農家のことだ。


狭い街のため、
すぐにどこの家だかわかった。


いかに広いのか、
いかに雇い主に信頼されているのか、
いかに大変なのか・・・、
店中の客に聞こえるだろう音量で、
オラオラと放ち続ける。


恥ずかしい・・・!
誰かこいつの口を塞いでくれ。


願いは届かず、
ただ石化するだけ・・・。


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私の友人は声の大きな者が多い。


その中の1人に、
こんなことを言われた。


『声の大きい人って、
人間1回目みたいよ!
慣れてないから、
ボリュームの調整ができないんだって!』



そんな都市伝説があるとは・・・。


きっと彼は待ちに待った
人間ターンが 巡ってきて、
喜びが隠しきれないのだ。 


大は小を兼ねるが
小も自由に出せるようにしておきたい。