恐怖の婚活回想記

怒涛の婚活時代を振り返り、その恐怖と反省を綴ります。

カテゴリ:婚活 > 時間の無駄シリーズ

『職場に独身が多くてさ、合コン開いてくれない?』男友達(既婚)からオーダーがあり、我々も同席することになった。あぁ、大丈夫であろうか。これは責任重大・・・!!ヒヤヒヤするーーーー。さて当日・・・。190cm近くありそうな、スラっとした男性が入場してきた。『うわ


『職場に独身が多くてさ、合コン開いてくれない?』


男友達(既婚)からオーダーがあり、
我々も同席することになった。


あぁ、大丈夫であろうか。
これは責任重大・・・!!
ヒヤヒヤするーーーー。


さて当日・・・。


190cm近くありそうな、
スラっとした男性が入場してきた。


『うわぁ!背が高いね~!』

 

女性たちから声が上がった。


そのすぐ後に、
超小柄な男性が入ってきた。


今の歓声は悪かったのでは・・・!


努力でどうにも変えられない項目、身長&年齢。


190の彼は非常に場慣れしており、
饒舌であった。


小柄な彼は
うんともすんとも言わず、無言。

 

もう一人は社交性のある、
バツイチ子ありな彼。


何とか無の彼を喋らせないとならない。
ずっと押し黙っている。


石像系男子かもしれない・・。
生命反応の乏しい人物のこと)


ついに石像が口を開いた。


『僕、余りものだから、飲み会を開いてもらったんですよ・・・』


女性陣、シーン・・・。
コラ、本気に取られているぞ。
 
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彼からすると
渾身の自虐ギャグのつもりであろう。


『・・・い、いやいや、
そんなことないでしょ~!?』


誰も否定しないので、
静寂に一言、放っておいた。


『俺、モテるから』と大きく出てきても困るが、
『僕、余りもので』と小さくなられても困る。


・・・あんたのこと、
何も知らないのですから。


『婚活に有利になるかと思って、車を買ったんだ・・・』

 
酔ってきた彼は、
少しずつ口を開きだした。


使えるものは、何でも使った方がいいよ!!』


ついつい力が入る私。

 
残念なことに彼は、
女性の理想もすこぶる高かった。
車武装だけでは足りないようだ。


そもそも酔わないと
コミュニケーションが取れないのは、
大人の男性としては辛い・・・!!(40歳)


そんな人が『僕、余りもの』宣言をしてきたら、
『そら、そうでしょうね』と捕らわれかねない。


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自分を大きく見せないように
務めるのは意識しやすいが、
自虐は無意識に出てしまいがち。


同性同士だと
自虐も友情の潤滑油になるが、
異性の前で出すのは危険を伴う。


自虐の出しどころは
気をつけねばならぬ・・・と、心に誓った。


通勤ラッシュが少し落ち着いた頃・・・・。 平和な車内に鋭い空気が流れた。 『あれぇ、逃げるんですかぁ!?』 『はぁ!?何言ってるんですかっ!?』 30代くらいの男女が激しく揉めている。 お互いを掴み合いながら、 電車になだれ込んできた。 なんだなん
通勤ラッシュが少し落ち着いた頃・・・・。
平和な車内に鋭い空気が流れた。


『あれぇ、逃げるんですかぁ!?』
『はぁ!?何言ってるんですかっ!?』


30代くらいの男女が激しく揉めている。


お互いを掴み合いながら、
電車になだれ込んできた。


なんだなんだ、痴漢騒動か。


いや、違うな・・・。
男の方がドヤ顔をして攻めている。


『あなたの責任なんですからねぇ!?
わかってますよねぇ~!?』


何とも耳障りな声と話し方だ・・・。


彼が被害に遭ったのだとしても、
心から同情できるのか不安になった。


『私があの場所に立ってたの、知ってますよね!?』

 
女性も怒りの反撃。
地味な方だったが、語気鋭く言い放った。


お互い一歩も譲らない攻防戦。


一体何が原因なのか?
乗客の耳は一斉に集中モードに。


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お前が悪い、いや知らん、
こんなやり取りが何往復か続く。


『お金、早く出してくださいよぉぉ?』

 
男性が粘っこい口調で責め立てた。
彼が指先でチラつかせているのは、
小さな缶ジュース。


あれは・・・!
飲んでみたいと思っていた
愛のスコールではないか。
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どういうシチュエーションだか謎だが、
彼の望まないジュースが出てきてしまい、
その原因が女性にあるようだ・・・。
 

乗客一同、
『く・・・くだらねぇーっ!!』
という空気に包まれた。


どちらかが『ごめんなさい』で
済んだ話であろうに。


小さなボヤ騒ぎであったはずが、
山火事へと拡大。


『駅員さんのところに行きましょうかぁっ?』


まるで痴漢を捕まえたかのように
勝ち誇った口調の男。


こんな朝のクソ忙しいときに、
駅員さんを困らせるんじゃない。


彼は彼女の腕を掴みかかったが、
全力で拒否されていた。


『あ、ドロボウゥゥ~!ドロボゥ~!』


男は女を泥棒呼ばわりした。
もう見ていているほうが恥ずかしい。


次の駅で、
二人は揉み合うように降りていく。


謎の嵐は過ぎ去った・・・。
都心の通勤事情が招いた惨事である。


『なんならそのジュース、私が買い取ります?』


あぁ、この一言が言えたら・・・!!


しかし、できなかった。
どうしても彼からは買いたくなかったのだ。


あの嫌味ったらしい口調に、
人を挑発するような憎たらしい態度。


もし彼が合コンに来たら
・・・きっとこんな感じかな。


『はーい、君は飲んだから5,689円ねぇ?
君は一品多かったから、6,745円ねぇ?』


なんて妄想まで膨らまし、
どうやったらこのような男とならないか、
育児法まで真剣に考えていた。


要らぬジュースを押しつけられて、
気の毒なのは彼の方かもしれないが! 


『誰から買いたいのか?』とは、
消費者にとっては案外重要なのである。


彼から買うならば、
無機質な自販機から買いたい・・・!!
心証をよくしておくのは大事である。

 
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普段の彼は穏やかで性格も良くて、
高収入のモテ男かもしれない。(0.001%くらいの確率で)


ところがあの一瞬の争いで、
全てを失った。


第一印象は数秒で決まるとはよく言ったものだ・・・。


せっかくいい武器を持っていても、
『この人から買いたい!』
と思われないと宝の持ち腐れである。


逆に大した武器を持っていなくても、
『この人から買いたい!』と
思わせたら思わぬ高値で売れることもある。


やはり女は愛嬌だな。

 
電車の中で強く確信したのであった。

 

『他人の結婚式』読む前からドロドロとした何かを感じるテーマである。友人・知人の結婚式に出席した女たちが、覆面で好き勝手対談する記事であった。まずは結婚ラッシュに辟易気味な20代女子のご意見から・・・。 『私と仲よかったっけ?と思う人の結婚式が増えた!』 よ

『他人の結婚式』


読む前からドロドロとした
何かを感じるテーマである。


友人・知人の結婚式に出席した女たちが、
覆面で好き勝手対談する記事であった。


まずは結婚ラッシュに辟易気味な
20代女子のご意見から・・・。
 

『私と仲よかったっけ?と思う人の結婚式が増えた!』

 

よく見かけた光景である。
友達の多い旦那に人数を合わせた、
適当に寄せ集めたテーブル。


それでも若ければ
キャピキャピした雰囲気で何とかなる。


問題は歳を重ねた花嫁である。
寄せ集めテーブルにも高齢化が忍び寄った。


かつて結婚披露宴でカメラマンの
バイトをしていたことがあるのだが、
花嫁の友人が一切笑わない
恐怖の宴を担当したことがある。


口角の下がったゲストたち・・・。

 
高砂には一切近寄らず、
黙々と食事をする姿はホラーそのもの。


だ、誰かーーー!
花嫁と写真とか撮らなくていいのか!?

 
それどころか
テーブルでの会話もなく静か・・・。


全身から『私は不快です!』
オーラを出している。
他人の私がヒヤヒヤするほどに。


関係が薄いなら
無理して呼ばなくてもよかったのにー!


ゲストによって、
雰囲気が左右されることを知った。


また、こんなご意見もあった。


『自分が30代後半になったら、
ドレス着てジャーンって登場するのは恥ずかしい!』


心配しなさんな、
アラフォーだろうが何だろうが
いざとなったらジャーンと登場する。


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歳を食ったからこそ似合うドレスも
いっぱいあるぞ。 


先日、某ホテルで見かけた
40代の新郎新婦が印象深かった。


贅の限りを尽くした、豪華なドレス。
写真撮影の姿は芸能人オーラすら漂う。


『マリーアントワネット!!』
そんな第一印象であった。会ったことはないが。


『どうだ!!私の全てを出したぞっ!』


そんな声が聞こえた気がした。
思わず平伏したくなるような、
圧倒的な仕上がりを見せつけられたのである。


初々しい花嫁はもちろん可愛いが、
貫禄ある女が着る派手なドレスも
迫力があって最高よ。


最後に、こちらのご意見・・・。
『新郎新婦の名前入りの引き出物はいらん!』


もらったことあるー!
使えない、飾れない、捨てられない。
三重苦な呪いのアイテムである。 (すまん、友よ)


断捨離モードの時に思い切って
人の心を捨て、
ゴミ箱へポイするしかない・・・。


大丈夫だ。
使っているかなんて確認されやしない。
ウェディングハイがもたらした記念品である。


『キョンキョン(小泉今日子さん)に私と結婚してくれって泣かれちゃってさ〜』  発言の主は職場のA氏。 彼は肥満、薄毛、不潔の三拍子揃った、漫画に出てきそうな中年男性である。  キョンキョンはおろか、一般女性にすらモテない風貌だ。 ついにトチ狂ってしまったか


『キョンキョン(小泉今日子さん)に

私と結婚してくれって泣かれちゃってさ〜』
 
 
発言の主は職場のA氏。

 
彼は肥満、薄毛、不潔の三拍子揃った、
漫画に出てきそうな中年男性である。
 
 
キョンキョンはおろか、
一般女性にすらモテない風貌だ。

 
ついにトチ狂ってしまったか・・・。
 
 
仕事は普通にこなしているのに
ちょいちょい虚言を混ぜ込んでくる、
困ったさんなのである。

 
俺が海外出張に出かけるときは
レッドカーペットで迎えに来るやら、
国賓扱いされて困るやら、
壮大すぎる物語を作り上げた。
 
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そんな彼が珍しく、

半径5メートルの登場人物にて
虚言を炸裂させたのだ。

 
『B子さんに言い寄られているんだ〜』

 
B子さんというのは社内でも有名な
仕事ができる超美人である。
 
 
どんな薬を飲まされたとしても、
言い寄ることなどないだろう彼女。

 
誰も信じてはいないものの、
身近すぎる話題で噂は広まり、
ついにB子さん本人の耳に入った。
 

顔面蒼白になった彼女は、
全ての仕事を放り出し彼の元へ・・・。
 
 
デスクに到着した瞬間、
フロア中に響き渡る大声で叫んだ。
 
 
『私がAさんに言い寄ったなんて嘘、
つかないでくださいよぉー♪
 
 
その叫びは数百人の耳に届いたであろう。
 
 
耳まで真っ赤になって、
モゴモゴ慌てふためいている彼。
 
 
よかった・・・。
嘘と自覚があったのかと、謎の救いがある。
 
 
 

この話をキャバ経験のある友人に話したところ、
よくあるかも・・・と答えた。

 
『一言も付き合おうなんて言っていないのに、
彼氏だと思っているお客さんが多いもの!』
 
 
言われてみれば、
オジさんの武勇伝でもよく聞くな。
 
 
クラブホステスと付き合っていたが
悩んだ末に妻を選んだだの、
彼女がどこそこのお店のナンバーワンだの・・・。
 
 
前回は3人だったのが、
今回は5人になることも珍しくない。
聞くたびに人数が変わるのも特徴である。
 
 
彼ら自身、
嘘と誠の世界を行き来しているのだ。

 
Aさんのように本人からズバリと指摘されると、
全ての催眠から解き放たれるようだ。

 
ところが芸能人や過去の話となると、
登場人物に確かめようがないので
どのようなストーリー展開も可能。
 
 
クリエイティブであり、
ポジティブでもあり、
恐ろしくもある。

 
聞く側も、
鵜呑みにしてはいかんのだ・・・。




自慢男を作り上げたのは、他でもない女性たちである。  『すごいですね!!』と褒められ世に放たれる彼らは、どんどんパワーアップしていく。思い出したエピソードがある・・・。 うら若き乙女だった頃、何度か食事に行った男性がいた。 当時は頭がどうかしていたのか、

自慢男を作り上げたのは、

友人A子(20代)がくたびれていた。  飲み屋でナンパされた男性から食事に誘われたようだ。  待ち合わせのときに事前に購入した クッションを持っていた彼女。  それを見て彼は開口一番、  『男だと思って、抱いて寝るんでしょ?』 嫌な予感がする・・・!脳内警報
友人A子(20代)がくたびれていた。
 
 
飲み屋でナンパされた
男性から食事に誘われたようだ。
 
 
待ち合わせのときに
事前に購入した 
クッションを持っていた彼女。
 
 
それを見て彼は開口一番、
 
 
『男だと思って、抱いて寝るんでしょ?』

 
嫌な予感がする・・・!
脳内警報が軽く鳴った。
 
 
彼が予約していたのは大衆居酒屋。
 
 
この店(を選んだ俺)、
すごいだろう!を皮切りに
『俺ってすごい!!』トークを炸裂。
 
 
適当に相槌を打つも、
彼のテンションはどんどん高まる。
 
 
明らかに盛り上がっていないのに、
二軒目に行こうとしつこい。
 
 
渋々、お茶に付き合うことに・・・。
 
 
俺ってすごい!
第二ラウンド開始。

 
『俺のマンション、渋谷にあるんだ!すごくない!?』

 
マンションがすごいのか、
俺がすごいのか、もはやどうでもいい。

 
『別に・・・』
 
 
優しさメーターはゼロとなり、
彼を持ち上げることは不可能に。
 
 
『このあと、俺のマンション来るー♪』
 
 
文脈がおかしいじゃないか、
話、聞いていたかね?

 
もちろん断り、
駅の改札で永遠の別れ・・・!!
と企むも、なかなか帰ってくれない。
 
 
ポジティブすぎて、
断っても断っても無駄に明るく、
俺のマンション推しが続く。
 
 
ようやく諦め、改札に向かう彼・・・。
 
 
やっと解放されたー!
安堵したしたその刹那、男、振り向く。
 
 
それも、すごいスピードでターン。
な、何事!?
 
 
口元に笑みを浮かべながら、
ドヤ顔にて一言。
 
 
『俺、今、狼の目してなかった!?』

 
自称・オオカミ男、現る。
 
 
努めて冷静に、
『いいえ』と返した。
 
 
逃げるように帰ったあとも、
ポジティブLINEは続く。

 
何度も何度もお誘いを断るも、
前向きすぎて響かない。
 
 
どうでもいい彼の日常報告から、
『おーい!』と生存確認な呼びかけ、
 『メッセージしてみた♪』などの
見たらわかるがな!という一言まで、
バリエーションは豊富。
 
 
ついにはネタがなくなったのか、

 
『A子って名前好きだよ』
『A子っぽい顔してるよねー』
 
 
返信をしていなくても、
次から次へとやってくる。
 
 
既読スルーされている!ではなくて、
A子が疲れている!に変換されたようで・・・
 
 
『(俺の)癒し、必要じゃない?』
 
 
・・・いらん!
どんだけポジティブじゃい。 
 
 
 
気になる男性にLINEするも
既読がつかないだの、
返事が来ないだの悩み、
携帯ばかり見ているB子を思い出した。
 
 
苦しく辛い、待つ時間・・・。
溢れる負のオーラ。
 
 
前述の彼ならばルンルンと待ち、
むしろ相手の体調が悪いんじゃ!?と
返事が来なくとも、気にせず連投。
 
 
同じ『ダメだった』という結果になるならば、
ストレスフリーなほうが健康によい。
 
 
おめでたい奴だと言われようとも、
寿命は確実に長くなるのだ。


既読スルーな時点で結果はどの道、
明るくないんだから・・・。 


 
 

人間国宝(以下・国宝)のような男子と私の友人で合コンをセッティングした。 飲み屋で知り合ったのだが誠実でまともに見え、一緒にいた百戦錬磨の友人も大絶賛した彼だ。国宝は国宝を呼ぶのか・・・!?ヒヤヒヤしながらの当日。開始から1時間ほど経った時、国宝から一報が

人間国宝(以下・国宝)のような男子と
私の友人で合コンをセッティングした。

 
飲み屋で知り合ったのだが
誠実でまともに見え、
一緒にいた百戦錬磨の友人も大絶賛した彼だ。


国宝は国宝を呼ぶのか・・・!?
ヒヤヒヤしながらの当日。


開始から1時間ほど経った時、
国宝から一報がきた。


『全員、美人です!楽しいです!
集めてくれて、ありがとうございます!』
 

ひとまず、よかった。


5対5の大人数であったので、
全員と喋ってみてくれ・・・と返信した。


すると数十分後に、返信がきた。

 
『9時に席替えをしました!』


さすが電車の運転手、時間に正確だ。


~以下、合コンに参加した
我が友人からの伝聞である。


男性同士が内輪話なんぞ始めようなら、


『その話は(女の子が)わからないから今はやめよう』

 
などと言い、
場の空気を作っていた国宝。


身内が空気をブチ壊していようが、
全く気付かない者が多い中、立派な行為である。


座敷の席なのに
ずっと正座で姿勢を正しており、
料理の取り分けから
男性メンバーの紹介までテキパキと
見事な働きを発揮していたそうな。


やはり国宝は国宝だったようだ。



と ・こ・ろ・が・だ。


彼は友人A子を気に入ったようで、
そのまま彼女を強引に持ち帰ろうとしたらしい。


何とか逃げ切るも、
後日、連絡をしてきた国宝。


開口一番、
『家、行っていい?』


 
国宝らしからぬ、信じられない一言。


あろうことに
体調が悪いと言っているA子に
電話までかけてきて、
今から家に行きたいと聞かない。


彼氏しか家には入れないよ!と言う彼女に


『じゃ、付き合おうか♪』


 
じゃ・・・って!
軽いー!ただのチャラ男であった。


『あれは、計算国宝だったわ・・・』


国宝の皮を被ったチャラ男だと、
A子は分析した。


全く見抜けなかった・・・。
完璧なまでに、国宝に成りすましていたのだ。


私はA子に悪かったと謝る。

 
『・・・いや、
あれは二人にならなきゃわからないよ。
皆でいた時は、本当にまともだった!!』
 

改めて、
何を信じていいのかわからなくなった。

 
あ。一つ手がかりがあった、
彼の見た目はチャラかったな・・・。


 

人は見かけではないとは言うが、
内に秘めた真実を映し出すこともあったのだ。


婚活関係なかったら国宝かもしれんが、
人には様々な一面がある・・・。

 
私もまだまだ、人を見る目が足りん。


友人と二人、居酒屋で飲んでいた時のこと・・・。 髪をツンツンさせチャラそうな男子(20代後半)が目の前にやってきた。 『せっくの女子会をお邪魔して申し訳ありません。宜しければ、乾杯をさせて頂けませんか』その口調は丁寧すぎてまるでビジネス。我々はあまりの腰の

友人と二人、
居酒屋で飲んでいた時のこと・・・。
 

髪をツンツンさせチャラそうな
男子(20代後半)が目の前にやってきた。

 
『せっくの女子会をお邪魔して申し訳ありません。
宜しければ、乾杯をさせて頂けませんか』



その口調は丁寧すぎてまるでビジネス。
我々はあまりの腰の低さに驚いた、
保険の勧誘であろうか。 



『僕のことを紹介させてください。
名前をA男と申します。
●●線の電車の運転手をしています』


どこの誰ともわからない女どもに
己の情報を垂れ流す、垂れ流す。
一人で飲んでいたようだ。



脳内まともレーダーが働きだした。
・・・婚活中の友に紹介するチャンス!?
(私も友人も当時既婚) 


彼は男だらけの職場で
年上の先輩に紹介を頼まれるも
全く知り合いがおらず、
思い切って声をかけてみたとのこと。


マナー教室の講師かと言いたくなるような、
美しい言動が続く彼。


彼のオープン具合に
疑い深い我々の警戒心も失せた。



思えば婚活時代は探り合いであったな・・・。

 
いかに相手に直接聞かずに、
言葉の節々で想像力を働かせたか。


こいつは彼女がいるのか、
どれほど稼いでいるのか、
どのような家族構成なのか、


そもそも、独身なのかーーー!?


探り合いですらないか・・・、
こちらから一方的に問題視していただけ。


自分のことを喋りすぎてはならない等の
妙な駆け引きにより、
記憶に残らない出会いも多数あった。


一体、何を守っていたのだろうか・・・。
私の個人情報など、
二束三文にもならない代物であるのに。


『キン斗雲に乗れるレベルの、清らかな心を持っているねー!』

 

彼の誠実さに感心し、口に出した。

 
しかし世代が違いすぎて、
キン斗雲が通じなかった・・・辛い。 


 
 
彼は結婚相手を求めているというので、
私の友人を紹介すると約束した。


本当に・・・
どこに出すのも恥ずかしくない青年である。

 
友人の紹介ですら
とんでもない者が出てくる婚活界。
街中でも誠実男子がいたとは。


紹介の日程を決めていると、
彼は何かを思いついたようだ。


『あ、僕は出身が●●県なのですが、
田舎には兄弟がいます。

 
結婚して両親の近くに住んでいるので、
その辺りもご安心ください。

 
社宅も沢山ありますし、
福利厚生も抜群ですよ!』

 

・・・面接か!!
 

職場の写真&動画も見せてくれた。
確かに制服を着ている。


彼が結婚詐欺師であったら、
もう諦めるしかない完璧な振る舞いであった。



人間の出会いとは、
本来こうあるべきであったのか・・・。
まずは自分から心を開いて、歩み寄る。

 
人間国宝級の青年から、教えてもらった。


彼のことを陰で『国宝』と呼び、
合コンをセッティングした。


ところが、
国宝の皮がポロリと剥けたのだ・・・!


後半へ続く・・・。

 どうやら、『草食男子』の上を行く『植物男子』が急増中とのこと。  草すら食べない。恋愛は面倒くさい。性欲もない、若い男たち。世も末である。 さて、本日は植物とは対極のバブル男子をご紹介する~。 会社の上司たちと飲みに行くことになった。メンバーはこんな感
 
どうやら、『草食男子』の上を行く
『植物男子』が急増中とのこと。
 
 
草すら食べない。恋愛は面倒くさい。
性欲もない、若い男たち。世も末である。

 
さて、本日は植物とは対極の
バブル男子をご紹介する~。

 
会社の上司たちと飲みに行くことになった。
メンバーはこんな感じである。

 
 

・上司A(50歳・独身男)
・上司B(48歳・既婚男)
・同僚C子(30歳・独身女)
・私
 
 
ここで爆発したのが、上司Aだ。

 
彼がC子を気に入っているのは、
薄々気付いていた。
 
 
皆の前で、口説く、口説く。

 
二人で飲みに行こう、ランチに行こう。
酒のせいもあってか、勢いが止まらない。
 
 
同じ職場のため無下には出来ず
笑顔で適当にかわすC子。


 
彼氏がいると言っても、
全く聞き入れない上司A。
 
 
ここで援護射撃を出してきたのが、上司Bだ。

 
『Aさんはダメかな?二人でデートしなよ!』
 
 
いらんパスを出すな、
彼女は嫌がっているだろう。

 
男たちに、
断っていることは通じない。

 
むしろ、
『断られてからがスタート!』といった感じだ。

 
仕事ならば心強いスローガンだが、
恋愛となると、時に迷惑。
 
 
どう見ても絶体絶命のピンチであるのに、
バブルAは余裕の態度を崩さない。
 
 
『いいじゃない、手も握らないからさ!行こうよ!』
 
 
いやいや、
そういう問題ではないだろう。
 
 
彼はそう言いながら、
長髪をかき上げた。
 
 
・・・すると、
生え際がごっそりハゲているではないか。
 
 
今まで長い髪で隠されていたのだが
ベジータのような
深いM字で刻まれている。
 
 
その枯れた姿を見て、
C子がさらに引くのを感じた。
 
 
あろうことにベジータの毛束が
かき上げたまま戻らないのだ。

 
自ら生え際を晒し続けていることに、
彼は完全に気付いていない。
 
 
私は彼の恋を応援する気はないのだが 、
ハゲを隠してやりたい衝動に駆られた。
(数分後、重力にて毛束は落ちた)
 
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C子は目で合図を送ってきた。
(正直に話して、引かせてみせる!!)
 
 
『今、他にも4人の男がいまして・・・』

 
そう彼女には彼氏の他に、
4人から言い寄られていた時期。
 
 
わざとチャラい話をして、
引かせようとすると・・・
 
 
『じゃぁ俺、5人目からスタートするよ!
2番目にはすぐに行けると思うし!』
 
 
全く効き目なし・・・!
それどころかキラキラしておる。
 
 
なんて自信だ・・・。


2番は楽勝って、
圏外だという空気を悟ってくれ。

 
上司A&Bは気にせずに盛り上がっている。
 
 
『男がいない女性より、ずっといいよ!!』

 
なんて前向き、さすがバブル。
 
 
強引さで女が落ちることもあるだろうが 、
あくまでも少しは『可能性アリ』な場合だけだ。


もはやここまで、
ベジータよ諦めてくれ!


『ファンクラブの申し込みありがとうございます♪
会報は後日送らせていただきまーす』
 
 
話を遮ってお開きへと導いたが、
C子は気疲れして疲労困憊・・・。
 
 
『あーー!!本当に気持ち悪かった!!』

 
帰り道、彼女は恐怖に震えていた。

 
草食男子、肉食男子・・・。
 
 
これらはあくまで、
女子目線からの呼び名である。
 
 
自分に言い寄ってこない男子を
『草食男子』と呼んでみたり。
 
 
草食とカウントされた男たちだって 、
別の女の前では肉食に変化することも。
 
 
ベジータだって、
C子からしたら恐怖な肉食だ。
 
 
私には大人しい草食に見えていた・・・。
見る角度によって彼らも七変化する。
 
 
人気女子からすると
いつの世でも周りの男は
肉食だらけなのであった。