恐怖の婚活回想記

怒涛の婚活時代を振り返り、その恐怖と反省を綴ります。

カテゴリ:婚活 > 時間の無駄シリーズ

何で出会ったか忘れたが、男性と食事をすることになった。初めは不審な点もなかったが、急にスイッチが入りだした。 『君、美容について、興味あるよね?』 素晴らしいエステについて語りだした。・・・しまった。なんたる不覚!!  マルチな人間であった。イケメンにつ
何で出会ったか忘れたが、
男性と食事をすることになった。


初めは不審な点もなかったが、
急にスイッチが入りだした。

 
『君、美容について、興味あるよね?』

 
素晴らしいエステについて語りだした。
・・・しまった。なんたる不覚!!
 
 
マルチな人間であった。
イケメンにつられた己を恥じた。


ちょっと疲れていたのかもしれない。
最近、婚活が続いていたからな・・・。

 
今までダラダラ世間話をしていたのも、
勧誘に繋げるための前座だったのだ。

 
彼の演説は勢いを増すばかりで、
素人の力では止められそうもない。


顔つきもガラリと変わって、
何かにとりつかれたような形相だ。

 
・・・いかん、
まずいことになった。

 
こいつはイケる!カモ到来!
と思ったのだろう。

 
愛想よくしていたことを悔いた。

 
一息ついたと思ったら、
『今から、美顔器を試させてあげるよ?』
とほざき出したのだ。


いやいや、結構です!
言うも聞かず、
延々と美顔器を勧められる。
 
 
『こんな素晴らしいものを、
試さないでどうする!』

 
『君は人生を無駄にしている!』

 
彼に美顔器の霊が
憑依してきたようだ。

 
・・・もう、
誰にも止められない!
 
 
『顔の半分だけ、試させてあげる。
効果がすごいわかるから!』

 
1回使えば目で見てわかるほど、
小さな顔になると熱弁。

 
半分だけ痩せたら、
顔の歪んだ人間である。
 
 
強行突破するしかない。

 
『そんなすごいなら、
自分の顔に使ってみて、
私の目の前に現れてくれ!』
 
 
彼は怒りの表情を浮かべた
俺の可愛い商品を、お前は疑うのか!?
と言わんばかりに。
 
 
商品というか、お前が怪しい。

 
『大丈夫。あなたの輪郭はよく覚えた!
劇的に小顔になるのを、
楽しみにしている!』

 
急に諦めたのか、
彼のほうから帰ろうと言い出した。
引き際のいい男であった。

 
・・・あぁ。疲れた。
また無駄な時間を過ごしたシリーズか。
 
 
あんなに怒っていた彼だが、
食事代を出してくれたのが救いであった。

 
婚活中は結構、
出会ってしまう人種:マルチ。


レーダーを張り巡らせて、
早い段階で排除したい・・・。

 
本当に時間の無駄であった・・・。
 
 
彼らは人間界に紛れて生活しているので
一見わかりにくいのが難点。

 
やたらと『お茶しよう』と言うのは、
マルチ確立80%か。


出会ってしまったら、
一目散に逃げるが勝ち。


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この彼を数年後に街で見かけたが、
顔の大きさは同じであった・・・。


美顔器、効いてないやんか。

 
 
 

こんなとき、あなたならどうする!?シリーズ〜。  友人A子(アラフォー)が出会ったのは40代で士業を営んでおり、レオンモデル風ファッションの彼。  二度目のデートにて、『付き合ってください』と交際を申し込まれる。  ちょっと考えさせてほしい・・・。即答できず
こんなとき、
あなたならどうする!?シリーズ〜。
 
 
友人A子(アラフォー)が出会ったのは
40代で士業を営んでおり、
レオンモデル風ファッションの彼。
 
 
二度目のデートにて、
『付き合ってください』
と交際を申し込まれる。
 
 
ちょっと考えさせてほしい・・・。
即答できずに数日、寝かせたのだ。
 
 
事件は、この後おきる・・・。
 
 
彼と再び会うことになり、
表参道のオシャレな店を指定された。
 
 
料理にワインに
どんどん注文する彼。

 
味も申し分なく、
楽しく過ごした。

 
告白の返事を催促されることなく、
お会計の時間となる。

 
『鞄を会社に忘れたから、財布ないや』

 
悪びれた様子もなく、
さらりと言いのけたのだ。
 
 
お前が払ってくれと言わんばかりで、
わざと忘れたようにも見えた。
 
 
彼の職場は目と鼻の先、
取りに帰ろうと思えば帰れる。
 
 
A子は彼の分を立て替えるべく、
伝票を引き受けた。
 
 
会計は28,000円也・・・。
なかなかの金額である。
 
 
彼女が支払っているとき、
『ご馳走様!』という彼の声が聞こえた。
 
 
誰も奢るとは言っていない!
 
 
しかもちゃっかり
領収書を全額、
持ち帰るではないか。

 
『過去最高の支払額!!ありえん!
いい勉強代になったわーー!』
 
 
怒ったA子から
グループラインがやってきた。
 
 
『次に半分返してくれるんじゃ・・・』
『まだ切るには早い!次の対応で決めよう!』
『10万までは経費カウントよ!』
 
 
資源は大切にしたい、
アラフォー軍団の意見が飛び交う。
 
 
さらに追い討ちをかけるように、
『今日はご馳走様!』
と彼から連絡がきたそうな。
 
 
彼女からアクションを起こすことなく
1週間後・・・、再び連絡があった。
 
 
『明日(金曜)の20時なら、俺、新宿出れるから!』

 
出て行ってやるぜ!な雰囲気だが、
誰も面会を申し込んでいない。
 
 
A子の職場は新宿から1時間以上かかる。
完全に自分都合である。
 
 
12月の金曜日・・・人々が最も忙しい。
ご多分にもれず、A子は職場の忘年会。
 
 
あいにく用事があると断ると・・・
 
 
『あー!俺、完全に嫌われたかぁー!』
 
 
むしろ自ら嫌われる
方向へ突き進んでおる・・・。

 
返事をする気力も失せ、
そっと放置した。

 
 
 
これら一連の騒動を得て、
A子は学んだ。

 
『私、これからは全力でご馳走様を言うわ!!』
 
 
2万円越えの会計が
身にこたえること、
払う気がゼロの相手に
気持ちよく奢れないこと。

 
自らが支払ったことにより、
普段ご馳走されている有り難さを知った。

 


お見合いパーティで婚活中のA子。 男性とカップルになり、食事に行った。この時はまだ知る由もなかった。  大人しそうな彼だと思っていたが、歴史に残ることになろうとは・・・! 食事自体は非常に盛り上がりに欠けた。とにかく会話が続かない。  どこをどう頑張っても
お見合いパーティで婚活中のA子。

 
男性とカップルになり、
食事に行った。


この時はまだ知る由もなかった。
 
 
大人しそうな彼だと思っていたが、
歴史に残ることになろうとは・・・!


no title

 
食事自体は非常に盛り上がりに欠けた。
とにかく会話が続かない。
 
 
どこをどう頑張っても糸口は見えず、
完全にお手上げ状態。
キャッチボール不能!
 
 
もはやここまで・・・。
二度と会うことはない予感。
 
 
お会計の時間がやってきた。


彼は紳士的に全額を払った。
ここは僕が奢りますから・・・と。
 
 
お釣りを待つ時間、
気まずい沈黙が流れた。


何を思ったのか、彼は一言。

 
『僕と付き合ってください!』

 
この冷え切った空気で、
よくぞ言えた・・・!


どこからどう見ても、
うまくいってないのに。

 
彼女は仰天し、石化。
出会って2時間での出来事である。
 
 
『いや・・・ちょっとまだ考えられなくて・・・』


しどろもどろになり、慌てた。

 
『何でダメなんですかっ!?』


語気を荒げる彼。
 
 
にっちもさっちもいかない所で、
お釣りを持った店員が登場。

 
彼は急に表情を変えた。


『付き合ってくれないなら、5000円払って!』
(合計金額10,000円)

 
せ、セコイ・・・!


付き合うなら奢るが、
付き合わないなら割勘とは。
ネタにされてしまうぞ。
(すでにネタとなっているが)

 
彼女は怖くなり、
5000円を叩きつけて逃走。


しかし、恐怖はまだ続いた・・・。


『何で付き合わないの?』
『何がダメなの?付き合おうよ!』



彼からのLINE攻撃が止まらない。
手切れ金、全く意味を成さず!
 

無視を続けると、
さらなる暴挙へ出てきた。


『お前の事を調べ上げて、見つけてやる!!』


・・・危なすぎる男ではないか!


彼女は冷静に、
そのままシカトしたそうな。


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この話には続きがある・・・。


別のパーティに出かけたら、
なんと彼と遭遇してしまったのだ。


LINEでは悪態ついてきたが
彼女を目の前にすると、
目すら合わせてこない。


指先だけ威勢がいいタイプであった。


あろうことか、
彼女の連れを気に入ったようだ。


女2人で帰ろうとしたところ、
奴が突如、すり寄ってきた。


『僕も混ぜてくださいよー!!』


どの面下げて、
仲間入りできるのだ。


秒殺されたのは言うまでもない。


勇気を出すのは、
そこではなかった・・・!



かつて外資系金融に勤める男性と食事に行った時のことだ。彼は高学歴、高収入、高プライドを持っていた。 自信満々で堂々としており、威圧感もあり、圧迫面接のようだ。 質問も上から目線で、何かを試されているようで落ち着かない。 しかしその日は私の誕生祝いという名

かつて外資系金融に勤める男性と

食事に行った時のことだ。



彼は高学歴、高収入、
高プライドを持っていた。


 

自信満々で堂々としており、
威圧感もあり、圧迫面接のようだ。


 

質問も上から目線で、
何かを試されているようで落ち着かない。


 

しかしその日は
私の誕生祝いという
名目の食事会であった。

 

大人しくしていようではないか。

 
 

彼は私の年齢を尋ねてきた。
28歳だと答えた。

 
 

『ええっ!?』

かなり残念そうな顔をされた。

 
 

『なんだ、24歳くらいかと思ったのに・・・』
不満そうにぼやく。
 

 

ちなみに私は
若く見えるタイプではない。

勝手に勘違いされただけで
とばっちりである。


 

『若い方がよかった?』
聞いてみた。


 

彼(34)は大真面目に一言・・・。



『僕が自分と同世代の女性を、
選ぶ必要はないでしょう?』

 

 

エ ラ ブ ヒ ツ ヨ ウ ハ ナ イ ・・・!!

 
 

確かにあんたの
持っているのものは立派だが、
よくもそんな恥ずかしい
台詞をぬけぬけと。



随分と己を高く見積もったものだ・・・。
 

 

こんな男は少数派と信じたいが、
もうすぐ30歳になろうとしている

私にとっては衝撃的であった。

 
 

その日は大雨だったのを記憶している。
東京の空はどんよりとしていた。

 
 

こいつと関わると、
暗い未来が待っているはずだ。

 
 

34歳の男が同世代を、
『あえて、選ばない』

凡人の私は真剣に
婚活せねばならないと決意。



エンジンをかけて
くれたことは感謝している・・・。


12
 


34歳などとっくに
超えてしまった現在・・・。



彼はとんでもないとは思うが、

本音なのは理解できる。


 

あの頃はビビッてしまったが、
今ならば文句の一つ二つ言うな。


 

・・・だから同世代は嫌なのか!?

こっちだっていらんわい。 

 

 

 

『昨日の合コン、本当に疲れたわ・・・』  百戦錬磨の友人がくたびれていた。一体、何が起こったのだ・・・。  その日は焼肉だったそうな。現れたのは中年男性3名。 若い彼女たちは、のっけからテンションダウン。  最初の異変は男Aの指に現れた。 ここに結婚指輪があ

『昨日の合コン、本当に疲れたわ・・・』

 

百戦錬磨の友人がくたびれていた。
一体、何が起こったのだ・・・。
 
 
その日は焼肉だったそうな。
現れたのは中年男性3名。

 
若い彼女たちは、
のっけからテンションダウン。
 
 
最初の異変は男Aの指に現れた。

 
ここに結婚指輪がありました!と
いわんばかりの日焼け跡があったそうな。
 
 
独身のフリをして合コンとは、呆れる・・・。
しかも親ほど歳の離れた男だ。
 
 
過去にコンシーラーで日焼け跡を隠して
参加した男もいたが、
まだ努力をしている。(どちらも成敗だが)
 
 
そして、リストカットの跡が腕中にある男B。

 
重すぎて突っ込めないだろう、
隠してくれ。

 
指輪Aと、リストカットBは
ずっと内輪の話をしており、
全く空気を読まない。
 
 
さらに、
男Cが始末に負えない状態であった。
 
 
網の上の肉を直箸でつつくのだ。
 
 
焼くために裏返すでもなく(それも困るが)
ただ、目の前の肉をツンツンと突つく。
迷惑な習性である。
 
 
さらに困ったことに、
彼の風貌は清潔感を著しく欠いていた。
 
 
女性陣に戦慄が走った。
こ、この肉を食えと・・・?
 
 
『箸でつつくのはやめて下さい!』

 
言うも聞かず、彼は突き続ける。

 
『え~っ、別にいいじゃん~♪』

 
魂の訴え、
まるで聞き入れられず。
 
 
・・・もはやここまで・・!

 
彼女たち、
自分の肉は自分で守ることに。

 
ここは戦場、
援軍は来ない。

 
彼の箸が動くたびに、防御。

 
肉を近くに引き寄せては、
さっと避難させる。

 
落ち着いて食せたものではない。
命がけの試合である。
 
 
息も絶え絶えに脱出し、
女子だけで二次会へ。
 
 
・・・一番楽しい時間だったそうな。


 
 
 

この話を聞いて、
私も思い出したエピソードが・・・。
 
 
インド料理での食事会であった。

 
己の歯型がついたナンを、
共有のカレーに浸す男がいた。
 
 
なぜ、よりによってかじった側を・・・。
そのカレーに近寄れなかったな。
 
 
口からは食べ物がボロボロと溢れ、
清潔感からはかけ離れた彼。

 
 

焼き鳥屋の掟でもあるだろう。
ソースの二度漬けは禁止だと・・・。
 
 
最低限のマナーを守らないと、
参加者に恐怖を与える。
 

 

先に言っておく。最初から最後まで、本当にしょうもない。   出会いはクラブであった。 のっけからいかにもで申し訳ない。 彼は昭和顔のイケメン(以下、昭和)で、 軽い感じの男であった。 絶対にロクでもない展開になる予感はあったのだが、 後日食事に行くことになる。
先に言っておく。


最初から最後まで、
本当にしょうもない。
 
 
出会いはクラブであった。
のっけからいかにもで申し訳ない。


は昭和顔のイケメン(以下、昭和)で、
軽い感じの男であった。


対にロクでもない
展開になる予感はあったのだが、
後日食事に行くことになる。


彼が予約してくれた店は
ブラックライトが灯る店内に水槽という、
いかにもなレストランであった。

 
 
昭和と話していて妙な違和感を感じた。
彼は全く、私の話を聞いていないのだ。


何を話しても、
以下の主張を繰り返していた。
 
 
『俺と付き合おう。そして、今夜は泊ろう』
 
 
・・・出た、このタイプは・・・!
頭の中で妖怪ファイルを検索した。



『このセリフを言えば、女は喜ぶだろう』
お化けであった。

 
『可愛いね』 『好きだよ、本気だよ』
似たようなセリフの繰り返しで、
まるで会話が成立しない。


どの角度から話を振っても、
昭和の台本通りの筋書きに戻される。


録音されたテープと会話をしている気分・・・。


 

 
 
彼は終始ドヤ顔、
キメポーズにて気取っている。


『この女、俺にメロメロだな!』
・・・そう顔には書いてあった。
 
 
チャラ男ではなく、
チャラ男に憧れてる者だったかー!


これは一番、厄介な妖怪だ。

 
昭和は最後まで、
したり顔でセリフの朗読を続けていた。
 
 
顔は悪くないのだから、
売り方を変えた方がいいのでは。


誰か、彼を助けてやってくれ・・・
ついでに私も助けてくれ。

 
 

誰も幸せになれない、

負のオーラ漂った空間となる。


 
しつこい攻防戦の末、
ようやく開放された。


飲食代を請求されなかったのが、
唯一の救いであった。


 
  
・・・何だろう、この疲労は。


最初から
わかっていたではないか。
どうしようもない展開になると・・・。
 
 
むしろ本物のチャラ男であったら
女慣れしており、
会話も楽しかったであろう。


モテない者の独り言を
聞いていただけに過ぎない。


時間の無駄な予感はしても、
とにかく行ってみる。


足腰が丈夫なうちは
全て断らずに参加してみる。


何が起きるかはわからぬ。
いや、わかっていた・・・^^;


 

『あれは怖かった・・・』  友人A子が婚活パーティーに参加したときの話をしてくれた。(当時27歳)  その日は美人のB子と会場入り。  A子もB子も、初めての婚活パーティーであった。  勝手も分からず、ドキドキ・・・。  これがテレビで見たことがある、お見合い回
『あれは怖かった・・・』
 
 
友人A子が婚活パーティーに参加
したときの話をしてくれた。(当時27歳)
 
 
その日は美人のB子と会場入り。
 
 
A子もB子も、
初めての婚活パーティーであった。
 
 
勝手も分からず、ドキドキ・・・。
 
 
これがテレビで見たことがある、
お見合い回転寿司か。
 
 
男性が1人ずつ席を回る、
恒例の行事にも感動。
 
 
続くフリータイムで異変が起こった。

 
B子のもとに男性が殺到したのだ。

 
参加男性の8割が並んだと言っても
過言ではない。

 

『フリータイムでーす!』の号令で
真っ先にすっ飛んできたのは、
いかにも常連オーラむんむんの、
冴えない中年男性たち。

 
全く会話が盛り上がらないにも関わらず、
彼らの猛アタックが凄まじい。
 
 
常連たちがB子を完全包囲し、
他の男性は全く近寄れない事態に。
 
 
結果、三度のフリータイムを
彼らの相手だけで終わらせてしまう。
 
 
新規の若くて綺麗な女性は、
餌食になりやすい・・。
 
 
常連たちはパーティーの
流れを熟知しているので、
誰よりも早く女性の元に駆けつけ可能。
 
 
無駄のない動き、
プロなのである。
 
 
B子が疲れきった頃、
パーティーはお開き・・・。
先に女性の退出が促された。
 
 
カップリングしなかった女性は
そのまま解散の運びとなる。
 
 
A子はカップリングしたため
エレベーターの下で男性を待ち、
B子は誰の名前も書かなかったので、
一足先に帰宅することになった。
 
 
さて、A子が男性を待っていると、
血相を変えてエレベーターから
飛び出してきた男性がいた。
 
 
先ほどB子を熱心に口説いていた、
常連の1人である。
 
 
彼は我先にとエレベーターに
乗り込んできたのだろう。
 
 
たった1人で地上に降り立ち、
首が千切れるほどグルグル回して
辺りを見渡しているではないか。
 
 
まさか・・・
B子を探しているのでは・・・!
A子の背筋に戦慄が走った。
 
 
男性はスプリンターよろしく
軽快なダッシュにて消えていった。

 
幸い、B子が向かった先とは
反対側の道である・・・。

 
ところがすぐに息を切らせながら戻り、
A子にまくし立てたのだ。
 
 
『髪の毛が長くて、
青い服を着た女性を見ませんでしたかっ!?』
 
 
ひぇっ!
間違いなく B子のことだ・・・!
刑事の聞き込みか。 
 
 
もちろん教える訳もなく、

そのまま諦めたようだ
・・・この日は。

 

後日談があった。

 
彼はパーティの運営側に電話をし、
驚愕のコメントを残していた。

 
『B子さんに僕の連絡先を教えてください!
彼女は僕のことを気に入ってるはずですから!』
 
 
『・・・と、おっしゃっていますが、
どうなさいますか・・・?』
 
 
申し訳なさそうな声で、
確認の電話が入ったのだ。


気に入ってたら名前書くって。 
むしろ一番、厄介だった男性である。

 
どこをどうして、そうなったのか。
 
 
『気持ち悪かったので、結構です・・・!』
 
 
アッサリとお断り。
二度とそのパーティーに行くこともなかった。
 
 
人気がなさすぎても困るが、
人気が出すぎても疲れるのであった。
 

生霊と遭遇してしまった・・・。あれは金曜日のことである。  『今夜、合コンなんだけど、場所がここなのよ・・』  A子(アラサー)から見せられたホームページが、歌舞伎町の雑居ビル居酒屋。 異常な程に激安な飲み放題コースだ。 学生の頃この手の店に行き見事に全員が
生霊と遭遇してしまった・・・。
あれは金曜日のことである。
 
 
『今夜、合コンなんだけど、場所がここなのよ・・』
 
 
A子(アラサー)から
見せられたホームページが、
歌舞伎町の雑居ビル居酒屋。

 
異常な程に激安な
飲み放題コースだ。

 
学生の頃この手の店に行き
見事に全員が酔い潰れ、
友を担いで運んだことがある。
 
 
気絶した人間の重さを
初めて知った夜だ。 
 
 
少し嫌な予感はするが、
店は関係ないだろう。


いい人材は
どこに転がっているかわからない。

 
・・・さて、
合コンが終わった時間帯となった。
 
 
A子から連絡がなかったので、
便りがないのは良い便りだと信じた。
(※悲惨な飲み会の時は、終了時に連絡がくる)
 
 
ところがその晩、
彼女が私の夢枕に立ったのだ。
 
 
『・・・本当に、酷い飲み会だった!!』
 
 
語りだす姿が非常にリアルで、
夢とは思えない感触。
 
 
・・・友の身が案じられる。
何かあったな。

 

 

ほどなくして 
生霊とは別の友人B子(同じ合コン参加者)から

 
『本当に酷い飲み会だった・・・』
と連絡がきた。
 
 
やはりーー!
あれは夢ではなかったのか。
 
 
聞く所によると、
店は非常に汚く、異臭がした。
 
 
座布団などの布製品は
シミだらけのクッタクタで、
触りたくもないほど。
 
 
床も机も謎のベタベタで、
清潔感のかけらもなし・・・。
 
 
入った瞬間に、
『ここで死にたくない・・・!!』
と思ったそうだ。

 
そんな第一印象の飲食店が
あるのだろうか・・・。
 
 
肝心のメンズたちだが、
全く会話がかみ合わない
&デリカシーゼロ。

 
『俺、彼女とかいらないし~』
など謎の上から目線の者もいれば・・・。
 
 
放つ言葉の一つ一つが
嫌味&偏屈オンリーの、
絡みにくい者がいたり・・・。
 
 
百戦錬磨の女たちではあったが、
非常に苦しい時間であった。
 
 
しかし、
顔に出さない彼女たちのお陰で
男性陣は妙に大盛り上がり。

 
『飲み放題、延長でっ!』

 
彼らがぬかした瞬間に、
女性陣の魂が抜けた。

 
この地獄に終わりはないのか・・・。
HPの低いメンバーは死にかけている。
 
 
不幸中の幸いで、
飲食代は出してもらえた。

 
ありがとう、ご馳走様!(=脱出だ!)
お礼を言うと・・・。
 
 
『二次会は女の子に
出してもらうけどね!』

 
・・・誰も
二次会に行くとは言っていない。

 
 一秒でも早く帰りたい!
と顔に書いた。
 
 
少しは空気を読んでくれ。
この笑顔は作りものだ。
 
 
命からがら逃げ出し、
女子だけで餃子の王将にて二次会。
 
 
一番楽しい時間であったそうな。

 
なんだか色々な要因が重なり、
激烈な苦痛となって襲いかかった。
 
 
友人の念が風に乗って、
私の元に届いたのだ。

 
女性陣の苦痛を
まるで理解していないようで、
男たちは『楽しかった!』
とデートに誘ってくる。
 
 
片や苦痛、片や楽しい・・・。
 
 
これほど双方の受け止め方が
違うって・・・!


どんな夜になるかわからない故、
戦友の選定は大切。


心強い味方がいれば
王将の二次会で英気を養える。



『一つだけ、忘れられない合コンがある・・・』 友人A子(アラサー)が言った。 その日は商社の男性4名が対戦相手であった。 見た目は至って普通、おかしなところはない。  ところが、異変はすぐに現れた。 横柄な態度で店員を呼びつける彼ら。  『おい、お前!来週
『一つだけ、忘れられない合コンがある・・・』

 
友人A子(アラサー)が言った。
 

その日は商社の男性
4名が対戦相手であった。

 
見た目は至って普通、
おかしなところはない。
 
 
ところが、
異変はすぐに現れた。

 
横柄な態度で
店員を呼びつける彼ら。
 
 
『おい、お前!
来週の金曜、同じ時間で予約!
今日と同じ人数ね!』
 
 
なんと、次回の合コン予約を
女性陣の前で取り付けたのだ。
 
 
『来週はCAと合コンなんだよ〜!』
 
 
特に悪びれた様子もなく、
堂々としている。
 
 
その後も下ネタあり、
自慢ありの
苦しい時間が刻々と流れた。

 
早く帰りたいー!
願いはそれだけだ。
 
 
A子が限界を感じていたころ、
友人B子がトイレで席を立った。
 
 
彼らの横を通り抜けたその刹那、
1番クセの強い男性がB子の
背中を眺めながら・・・
 

 
『あいつとヤりてぇ〜!』


 
全員に聞こえる声で発語した。
女性陣はドン引き。
 
 
その様子を察した別の男性が、
謎のフォローを入れた。
 
 
『俺たち、Death4(デスフォー)って呼ばれてるからさ!』

 
花より団子のイケメン金持ち4人組
F4(エフフォー)にかけて、
死んだ方がいいゲス集団・
D4(デスフォー)だと名乗り出た。

 
『俺たち、死んだほうがいいよな!』
アハハと仲間内だけで盛り上がる。

 
そんなことを言う奴らほど、
無駄に長生きするのが人間界。
 
 
こちとらデスフォーではなく、
エフフォーと出会いたい。

 
ようやく解放されたころ、
命の灯火が消えそうなほど
疲労していた。

 
途中で逃げ出したかったのだが、
できない訳があった。
 
 
友人C子がデスフォーの1人と
なぜだかいい感じなのだ。
 
 
妙な薬でも盛られたのかもしれぬ。
 
 
相手の彼もなかなかクセの強い
とんでもない男であったが、
友のため、チームで耐え抜いた。
 
 
その甲斐あってか、
なんと彼らは結婚したというので驚く・・・!
 
 
この日の合コンメンバー全員が
結婚式に呼ばれたものの、
 
 
『なんであんな奴と・・・』と
最後の最後まで謎が残ったそうだ。
(ちなみに現在は離婚)
 
 
 

『今日は酷すぎる!逃げろ!』
という日でも、

 
仲間の1人にとっては
『アリ』かもしれない。

 
どこをどう見てもナシの会でも、
自己判断を下せないのが
チームプレイである。
 
 
こうして友情が磨かれていき、
ネタが蓄積されていく・・・。
 
 
また男性メンバーのレベルが高く、
1人だけ妙な彼が混じりこんでおり、
 
 
『あの人以外は全員、よかったね〜』
 
 
などと軽く感想を述べたら、
その妙な男性と
友人が結婚してしまったという
気まずい例も報告されている。
 
 
自分にとってはナシでも、
誰かのアリ・・・!
 
 
そうでないと人間が余ってしまい、
自分も余ってしまう。