まだ日本が平和だった頃。

友人募集雑誌(あったのです)やポケベル等で

知らない人と会うことに、抵抗がなかった私。


一人目は『写真だけはイケメンな人物の対処法』にて

プリクラはタッキー、本物はおかめの男を紹介した。

http://ameblo.jp/mieken2013/entry-11742850622.html


二人目を紹介させていただく。


彼は、やたらと男口調を好む人物であった。

メールがこんな感じだったと記憶している。


『俺に任せろよ』

『会うの楽しみにしているぜ』

『あばよ』


もちろん、彼の顔など知らないので

メールの文面から、人となりを想像した。


失われつつある、

強い日本男児なのだと思っていた。


実際の彼の風貌は、

なんとも言えない、ロックな感じであった。


黒ずくめで、ひょろっとしていた。

どこかダルそうな雰囲気で、不健康に見えた。


随分イメージが違うな。


彼は、私の目を一切見ることなく

終始オドオド、俯いていたのだ。


話しかけても、

落ち着かない様子でビクビク。


声も、蚊の鳴くような音量で

何を言っているのか、さっぱりだ。

私は耳が遠いので、全く聞こえない。


強気なメールと、とても同一人物とは思えない。

まるで会話にもならなかった。


影武者が来てしまったのか。


私が威圧していたわけではないのに、

結局、最後まで挙動不審であった。


もはや、ここまでだ

そう思い、早々に解散した。


わずか1時間くらいの間だったが、

心身が疲労してしまった。


人生で無駄な時間シリーズ、確実にランクインである。


解散してすぐに、先ほどのオドオド君から

メールがきた。


『お前に会えて、楽しかったぜ

『また近々、会おうぜ』

『俺のこと、忘れるなよ』


お前は誰だ。


随分、威勢がいいではないか。

本当に先ほどの、あのオドオド君なのか。


メールを打つときだけは

強気になる薬でも、打ったのだろうか。


声は聞こえなかったが、文字は生き生きとしている。


もうロクなことはないな・・と思い、

これ以来、見知らぬ人物と会うのは止めた。



ネットはハズレの海なので、とにかく数を打ちましょう。

と、何かの記事で読んだことがあります。


本当に、その通りかもしれません。

メールを長期間やり取りしていても

実際に会ったら、とんでもない人物のこともありますし。


関係を育てるのは、後回しでいいです・・。

さっさと会ってしまう方が、時間の短縮ですね。


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