『ネタにもならないと思うけど、聞いて・・』

友人(アラサー)がくたびれていた。
 

どうやら男を置き去りにして、

逃走してきたようだ。
 

ネタ臭がプンプンするが・・。

 

合コンで知り合った年下の男性から、

食事に誘われたそうな。
 

お洒落なイタリアンでテンションが上がる彼女。

ところが、すぐに異変は現れた。
 
彼がほとんど、
料理を注文してくれないのだ。
 

オリーブを発注して以来、

メニューを開く様子がない。
 

次を頼もうと何度も促して、

ようやく小さな前菜をオーダー。
 
この時点で2時間近く経過。
お腹が空いて、ひもじい彼女。
 
突然、彼が口を開いた。

『じゃ、そろそろ出ようか!次の店、予約してあるから!』
 

ええ!?

せっかく素敵なお店に来たのに、
ほとんど何も食べずに退出するのか。
 
ここでゆっくり食事を楽しみたい・・。
 
しかし次の店を予約してあるならば、
行かねばならないな・・。
 
到着したのは、激安チェーン系居酒屋。
それも横並びの個室だ。
 
先ほどのイタリアンと、雲泥の差である。
 
座った途端、彼にスイッチが入った。
彼女の体にベタベタ触れ出したのだ。
 
先ほどまでそんな素振りはなかったのに、
人が変わったかのような顔つき。
 
最初はやんわりと断っていたが、
それでも触ることをやめない男。
 
席が狭すぎて、距離を置くこともできない。
この席を狙って予約したに違いない。
次第にイライラもマックスに。
 
しまいにゃ大声で彼を恫喝。
いい加減にしろ!と捨て台詞を残し、
そのまま店から逃走したそうな・・。

『私の勝手な統計で、わかったことがあるわ・・』
彼女が言った。
 
『バックパッカー経験者には、気をつけた方がいい!!』
 
分析の結果、彼らは低コストで
結果を出すことを好むんだそうな。
 
旅に限らずデートでも姿勢は同じ・・。
 
 
『もちろん、今回の人もバックパッカーだったわ・・!』
 
同じような事件を振り返って、
間違いないと確信したそうな。
 
豪華イタリアンで餌をチラつかせて、
安居酒屋で勝負をかける・・。
 
ここまで見抜かれていては、
彼の作戦は失敗であろう・・。
 
それでも懲りずに、連絡が来たそうな。
 
『先日は(お泊まり)ダメだっただけだよね?いつならオッケーなのー?』
 
ポジティブな心も、旅で培ったのだろう。
めげない心だけは、見習いたいものだ。

 

 






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