『卑怯、だーい好き!』

とんでもないセリフが、テレビから聞こえてきた。
 
声の主は、バイキンマンである。
可愛らしいキャラに意地悪をしている最中だ。
 
続いて、ドキンちゃんも登場。
『約束なんて関係ないもーん♪』
 
やりたい放題の2人であったが、

最後はアンパンチにて成敗された。

 
卑怯大好き、約束なんてクソ食らえ・・。
わかりやすい悪役は、滅びるのがアニメの常。
 
では、現実世界ではどうだろう・・?
 

~~

 
『とんでもない女にヤラれたわー!』
呆れているのは、友人A子(キャバ嬢)。
 
一番の太客(お金を遣ってくれる客)を
激怒させてしまい、永久に失ったというのだ。
 
一体、何があったのだ・・。
 
いつもフラりとやってくる太客。

金払いがよく、店にとっても上客だ。

 
どんな女の子にも分け隔てなく接し、
非常に紳士的な男性であった。
 
ある日、彼がお客さんを連れてきた。

女の子数人で接客をすることに。

 
『皆さん、好きなもの飲んで下さいね~』
彼は優しく促した。
 
ここでB子が、突然キレ出した。
『私は結構ですっ!』
 
お客も、女の子たちも唖然。
彼の奢りなのに、この態度は一体・・。
 
『私はこちらの方と喋るので、関わらないで下さい!』
B子は太客が連れてきた男性に向き直った。
 
おいおい、お客様に向かってそれはない。
A子は焦って、彼の機嫌を取った。
 
太客は少しだけムッとしながら、
『そんな言い方はしなくてもいいんじゃない?』
B子に対して問いかける。
 
すると彼女から、驚愕のセリフが。
『あなたは私のこと嫌いですよね?私もです!』
 

場は凍りついた。

さすがに穏やかな彼も、ガタンと席を立つ。
 
『何だ、こいつは!俺はもう帰るよ!』
激怒した彼は、帰ってしまったのだ。
 
翌日A子は、彼の職場にお詫びに行った。
 
『あの子が辞めない限りは、もう行かないよ!』
 
無理もない。
高いお金を出して、あんな仕打ちはない・・。
 
当のB子はというと、全く反省なし。
『ごめんなさぁ~い♪私のせいでぇ~♪』
 
なんでマトモな接客ができないのに、
クビにならないのだ?
 
『B子がダントツで、売り上げナンバーワンなのよ・・』
な、なんですと・・!?
 
どうやら、自分のお客には態度が激変。
ものすごく丁寧な接客で、大人気なのだそうな。
 

恐らくA子のことを脅威に感じており、

太客にわざと嫌がらせをしたのだ。
 
ライバルを失脚させて、己の地位を守るために・・!
 
もちろんB子は、
お店の女の子から嫌われている。
 

そんなもの、痛くも痒くもないのだ。

 
売り上げのためには悪魔に魂も売る。
ある意味、見上げた根性である。
 
やり方はどうあれ、店にとっては必要な人材。
本人も荒稼ぎしている・・。
 
 
冒頭のバイキンマンではないが、
悪が滅びるのは子供のアニメ界だけ・・。
 
大人の現実では、
悪が勝つということも頭に入れておきたい。
 
いい人が必ずしも、幸せになるとは限らぬ。
バイキンマン思想も時に必要なのだ。

 

 






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