週刊誌にこんなことが書いてあった。


指さえ動かせばいくらでも
アプリで出会えるし、
合コン、街コン。パーティの類も
死ぬほどある現代・・・。


『この人は理想と違うから、
また次で探そう〜』となる。


・・・身に覚えがある!
今日がダメでも明日があるのだ。



この現象を
『選択ではなく、排除』と呼ぶのだと。



排除・・・!


人間に使用する行為としては
抹殺・消す、に等しい激しさ。


出会いを垂れ流しているなぁ・・・と
自覚はあったものの、
そんな生やさしいものではなく、
排除プレイであったかー!


取りこぼしているという
自覚すらない、一撃必殺である。
 

先日、Facebookの『友達かも?』に
見覚えのない中年男性が出てきた。


勤め先を見てピンときた。
これはかつての大物では・・・!!


大婚活時代、これ以上ないほどの
マグロ級男子を見かけた。


あれは2対2の合コンのことだ。


人の良さそうなルックスに
抜群のコミュ力を持ち、
頭の回転はすさまじく早い。


仕事でも若くして出世しまくる、
スーパーエリートであった。


彼は住みたい街ランキングで
上位に食い込む街に住んでいた。


我々はここで、センサーが働いた。


『こいつは既婚者だ・・・!!』


その場ではなにも言わず、
もう1人の男性(幹事)に問いただすと
ゲロったというわけだ。


彼が独身ならば
港区のチャラいマンションだろう、
という謎の決めつけが功を奏した。


あの頃は生き残りたい一心にて、
疑心暗鬼になりすぎていたのだ。


郊外に一人暮らしなんて、
いくらでも可能性はあったのに・・・!


すぐさま同席していた友に
スクリーンショットを送りつけた。


これはかつての大物ではないか?
・・・返事がきた。


『うーん、顔がわからんなー!
住所で見破った人だよな?笑』


そのエピソードだけは
共通している我々。


数千人に1人の逸材ですら
脳の彼方に追いやられているのだ。


日常の出会いが『選択と排除』
であったのは言うまでもない。


『一年後、オンナだらけの国へ永住!』


と法律で決まっていたら、
排除せずに選択できたのであろうか・・・。


次がある!という希望は
永遠に来ない!とセットでもある。
うまく付き合わねばならない。


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