女性誌の着まわし企画から学ぶ、
人生のアレコレをご紹介する〜。



『ぱっと振り向いたら、後ろに狐!?』
 


・・・ついに仮装動物までやってきたー!


現実のドラマは
やり尽くしたのであろう、
クラッシーはついにファンタジー界へ
舵を切ったようだ。


『今日から一緒に働く山本くんだと
イケメンを紹介された・・・あれ?
昨日見た気がする狐に激似!!』


イケメンが社内にやってきた!
なんてありきたりの登場では
済ませないのが王者・クラッシー。


『山本くんは早速みんなの人気者、
実は狐かもだけどね』


・・・ふむふむ。


『山本くんが本当に
狐だったらどうしよう・・・。
狸よりも意地悪なイメージでしょ?
オカルト好きの康輔に相談』


悩むとこ、そこかーい。
狸も流れ弾被害である。


康輔も怯える相談内容、
同僚の狐疑惑・・・!


『ほんとうに狐かどうかを調べなくちゃね。
バイブルだったときめきトゥナイトとか
平成狸合戦ぽんぽことか、
ごんぎつねにもヒントがあるかも!』


本気なんだかおちゃらけなのか
わからぬラインナップ出してきたな。


『山本くんもチームの
一員になった旨を伝えられる。
え、距離を置きたいのにぃ!!』


距離を置きたいって、
2人は恋人ではない。
対象物を観察できるではないか。


 『金夜は何がなんでも楽しみます。いざ、合コンへ』


狐は横に置いておき、
出会いの場へと向かう主人公。


『山本くんがきつねそばを食べてる。
眠気が一気に吹き飛んだ!
だって食べ盛りのメンズだよ?
天丼を注文しないかい?』


その思い込みのほうに眠気が飛ぶ。
好きなもの食べさせてやってくれい。


『大好きなお餅やさんへ。
店前の狸の置物の前で
山本くんが怒ってる・・・』 

ついにオブジェに怒り出す山本。
とことん攻めている姿勢が伺える。
もはやファッション企画ではなくて好き。


『仕事をフォローしてくれた
山本くんに迂闊にもきゅん』

『狐であろうと人間であろうと、
イケメンで優しいのが
山本くんってよくわかったよ』


ゴタゴタと色々あったが、
まとめると『イケメンに惚れた!』である。


『昨日フォローしてくれた山本くんへの
ギフトを探しにデパ地下へ。
何を贈ったら喜ばれるのかなぁ?』


仕事を一度フォローされただけでギフト!
美男子マジックたるや凄まじい。


これが全く好みではないオッさんに
助けてもらっても同様に感謝品を
買いに行くのであろうか・・・否。


『合コンで知り合った健二くんから
デートのお誘いあり。
イタリアンかぁ。何着ていこうかな?』


物語も終盤に近くなってきた。
賑やかし枠であろう健二くんの登場。


『康輔からLINEあり。
狐ってさ意外と
人間と仲良く暮らすらしいよ。
情報ありがとう、勉強になるわー!』


すっかり忘れていた
康輔の再登場にして
クランクアップであった。


まるで大した情報ではないのに
えらい寝かしてきたなー!


数日かかってこの結論とは・・・、
オカルト好きを名乗るに怪しい男である。


『会社のみんなともすっごく仲良いし
ていうかむしろ人気者だし、
なんなら稀に見るイケメン&高身長だし・・
仕事もできるし・・・え、
冷静に考えると、かなりハイスペックじゃん!』


重ねて言うが簡潔にまとめると
『ハイスペイケメンに惚れた!』である。


そんな山本くん、
体調を崩して会社を休んだ。


『山本くんの家にお見舞いに行ったら
狐の耳と尻尾がーーーえ、
山本くん、270歳なの!?』


会社休んだくらいで家まで突撃する
惚れっぷりよりも
270歳に全部持っていかれたーー!
デーモン閣下ですら56歳・・・。


山本は狐王国の者。
人間界には偵察に来ており、
体調が悪いと耳が出てくるという・・・
もう何が何だかの設定だ。


衝撃的すぎで
健二とのデートを忘れた主人公。


捨て駒臭はプンプンしていたが、
登場すらさせずにサヨナラとは・・・。


『みんなに言わないでくれてありがとう、
お礼におごるよ』


山本から焼肉を奢られる主人公。
人間界の流儀に精通しておるが、
1日口外しなかったくらいで
女を簡単に信じてはいかんぞ。


『まどかさんが一緒だったら
めっちゃ楽しいですね。
顔のニヤケが止まらない、
山本くんのこと結構好きだわ』


結構ではない、大分である。


『山本くんが無断欠勤。
社内の人も山本くんのことを知らないって。
あれ?私だけが夢を見ていたのかなぁ・・』


突然消える山本、周りの不可解な反応、
呑気な主人公の3コンボ。


『山本くんから迷惑をかけてごめんてLINEが。
彼の家も更地になっている・・・』


なんと手際のいい解体工事。


山本くんに会いたい一心で
初めて会った森へ向かう。


木の枝を杖にしてよろめきながらも
しっかりとコーデが紹介されていた。
ファッション雑誌だった。


都合よく、目の前に山本・降臨!


『人間になれるよう、父に頼んできた。
まどかさん、
これからは人間として一緒に生きて行こう』


・・・ひと言で片付けるには
重すぎる内容だ。


人魚姫だって声を捨てた、
山本は簡単に人間となった。
長寿と王位は捨てたのか・・・?


・・・どの道、
交際すらしていない女性ために
かなりハイリスクな転生ではないか。
王も簡単に後継を手放したものよ。


『私も覚悟はできてるよ!
一緒に幸せになろうね♡
狐王国の里帰りは積極的にしようね!』


帰省のことまで・・・すっかり嫁目線。


東京ー長野ほどの距離感にて
狐王国が語られておる。


怒涛の1ヶ月コーディネートであった・・・。


イケメンと大恋愛に落ちるということは
これぐらいの確率なのだ!という
クラッシーからのメッセージであろう。


ハイスペイケメンと
関係がうまくいかなくても、
落ち込む必要はない。


狐王国の王族と知り合うくらい、
レアな恋だということだ。


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