(私が好きになれるくらいの)
いい男がいない?


実はこの地上は
いい男で溢れている・・・。


希望を抱かせる
エピソードをご紹介する。


友人宅に遊びに行くと
まだ生を受けて間もない赤子がいた。


これ以上ないほどの
愛情を受けている様子。


可愛さ大爆発、
息子愛が止まらない母親。


彼女は言った。


『私はウチの息子が世界一!
って思っている。
世の中の母親も、
同じように思っているはず


・・・確かに、
母親の息子愛は深い。


どんな風貌に成長しても、
イメージは可愛い子供のままだ。
 

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続けて言った。


『・・・ということは世の中、
世界一の男ばかりってことね!
婚活中にはいい男なんて
滅多にいなかったけどっ!』


世界一の男がうごめくなんて、
素晴らしい地上だ。


どの人も素敵!
右向いても左向いても
毎日がパラダイス。

 
ところが、
現実はそうもいくまい。


まとも男子に人気が集まるくらい、
『普通』なことが尊ばれる婚活界。


ところが非まとも男子も、
家に帰れば世界一の称号を受けている。


いかに小さな単位の『世界』であるのか。
せめて『我が家』くらいにしておいてくれー。


みんな誰かの大事な人、
それは自分自身にも言える。



女性バージョンもある。
職場にボストロールに似た女子がいた。


父親から溢れんばかりの愛情を受け、
彼女はいつしか女優を目指すようになった。


キャラも強烈だったので
コメディ女優や、
お笑い芸人だったら大成したかもしれぬ。


しかし彼女が目指したのは
石原さとみさんのような
月9主演女優であった。


父親が愛情をかけすぎて、
『世界』の判断が崩れた。


『うちの子は世界一!』と思うからこそ、
正しい道を教えてやるのも愛情・・・!
 

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私が思春期の頃、
父親に言われたのは・・・。


『お前は、すごく顔がでかいなー!
歌舞伎役者になったらどうだ!?
後ろの席まで、
顔がよく見えるからいいぞ!』


違う意味で役者を勧められた。
まず女では無理だが。 


演技の才能もないので、
今こうして静かに暮らしている。


ありがとう、父よ。
主演女優の方に誤った
舵取りをしないで済んだ。