我が母は東京出身。
若くして父と出会い、
三重県に嫁いだ身なのです。
『仕事帰りの街の喧騒がいいのよね〜。
あんな楽しい場所はないわ〜。』
母にとってキラキラした
夜の街は青春!
夜の街は青春!
楽しい思い出が詰まった街、
TOKYOなのです。
TOKYOなのです。
・・・母よ、
それはおぬしが20歳そこそこで
恋愛結婚をしたからである。
短期間に浴びる夜の
キラキラは眩しく、
キラキラは眩しく、
やがてはギラギラに、
最終的には無と化した私!
最終的には無と化した私!
そのキラキラは
一時的なワクワク以外に、
一時的なワクワク以外に、
人生に何を与えてくれる!?
・・・何もくれんぞ!
婚活中のため、
ついつい力が入る私。
ついつい力が入る私。
母は大爆笑、勝者の余裕だ。
『確かに〜!ずっとは飽きるわねー♡』
永遠にキラキラを浴び続けて
30、40、50となるのと
可愛い子ども(自分で言う)たちに恵まれた
平和な今の生活、どっちがいい!?
ノータイムで『今!』と答える母。
無理矢理言わせている。
無理矢理言わせている。
これは友人との
やり取りにも似ていた。
やり取りにも似ていた。
全員が子持ちで、
独身は私だけの場にて・・・。
独身は私だけの場にて・・・。
『いいなー独身は!
羨ましい!楽しそうーー!』
羨ましい!楽しそうーー!』
・・・本当にそう願うかね?
カネなし、男なし、職なしの私と
人生・取り替えたいと思うかね・・・?(脅し)
ノータイムで
『今がいい!』と答える友。
『今がいい!』と答える友。
そりゃそうだろう、
私の顔もさぞ怖かったであろう。
やはり言わせた感がすごい、スマン。
思えばあの日の母も、
あの日の友も、
あの日の友も、
『君は今、とても楽しいはずだよ!』
と慰めてくれていたのだな。
・・・全く、
楽しくなかったが!!
楽しくなかったが!!
現在は戦闘から遠ざかり、
平和界の住民となった。
キラキラ・チャラチャラした
街は楽しい!という、
正常な心も取り戻した。
・・・が、
やはりTOKYOの夜は
やはりTOKYOの夜は
戦闘の記憶も色濃く残る。
確かにワクワクもするが、
ぎゅっと胸を掴まれる
切なさも残っている。
確かにワクワクもするが、
ぎゅっと胸を掴まれる
切なさも残っている。
私は戦闘民族サイヤ人でななく、
農耕民族・三重県民。
『独身は楽しそうだねー!』発言は、
サイヤ人にのみ有効なんだな。
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