友人A子が合コンを持ってきた。

 
世慣れた商社マン、
3名がご登場。


トーク術、ルックス、気遣い・・・、
どれもこれも仕上がっている。


そんななか、
プチ奇跡が起きた。


幹事のA子とB男が、
同じマンションに住んでいた。


二人は同じ職場でもあるため、
これを機に距離が縮まり・・・。


仕事帰りに一緒に飲んだり、
通勤時も偶然会うと
カップルのように出社したり。


これは付き合うのでは・・・!?
 
 
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A子もまんざらではないが、
『チャラそうなのは気になる』
とは言っていた・・・。


確かにザ・TOKYOの男!で、
どう見ても手強そう。


派手に遊んでいる
様子も見受けられた。
対するは真剣な婚活女。


このカード、
明らかに分が悪い・・・!


二人の仲が深まりかかったころ、
B男に自分のことを
どう思うか尋ねてみたA子


すると・・・。


『A子ちゃんはパリピだから、ナシだなっ!』


・・・ええっ!?
パリピはお前じゃーーっ!!


まさかの、
パリピからのパリピ返しをくらった。


確かに大婚活時代であったA子は
彼からの誘いの日に限って、
別の婚活案件に
出席する予定も多々あった。


『毎晩、飲み歩いているオンナ』
と認定されたようだ。


確かにそうなんだが、
それが第一の仕事なんだー!

 
なんなら何よりも真剣に
取り組んでいただけなのに・・・!
大きな誤解である。


東京カレンダーの小説で、
似たようなのがあったな・・・。


チャラついた男性が
美人を誘った。


『この子、遊んでいなそう!』
好印象であった。


ところが奮発して予約した店には、
何度も来たことがある様子の彼女。


ハワイの話をしても
『知り合いのマンションに泊まった』と
何だか男の影を感じる発言・・・。


あぁ、この子も
『そっち系か』とガッカリする彼。
 
 
二度目はなかった。


『遊んでいない女の子は、
もう東京にはいないのか・・・』
(彼の呟きにて・完)


・・・ならば
美人を誘うんじゃない!
という話である。


君が気にいるくらいの女性なら、
他の人も誘っている。

 
外出が多い=遊んでいる
とは限らない。


年頃の女には
婚活という仕事もある。

 
そうそう大人しくも
していられないのよ。


・・・まぁ、
こっちの事情なんぞわかるまい。


正直に『合コン行ってた!』
も何だし、
『寝てたー!』と
嘘ついて街で目撃されても困る!


まぁクライアントに
選んでもらうためには、
ピンク色の嘘も必要なのか。
お互いのハッピーのために。



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