本日は読者の方から
成仏依頼をいただきました!

アラフォーのA子さんからです。
ありがとうございます! 

ーーー

芸術家として活動しているA子さん。
彼女の作品が、B男の目に留まった。

彼は名前で検索をかけ、
SNS経由でメッセージを送ってきたのだ。

『以前、●●●(居酒屋名)にいたA子さんだよね?
同じくバイトしていたB男だけど覚えてる?』

全く思い出せない・・・!
15年以上は前のことなのだ。

当時のバイト仲間に聞いてみると、

『B男さんっていたね〜、
誰も連絡取ってないと思うよ〜』

記憶の中では妙な者はいなかったはず、
友達申請を許可した。

・・・これが全ての始まりとなる。

メッセージのやりとりから、
彼はA子さんの地元で働いていると判明。

やはり彼のことは思い出せず、
正直に覚えていないと告げた。

『皆で飲みに行って一緒に撮った写真もあるから!
持っていくよ!でも喫茶店でしか見せられない』

何故、喫茶店で・・・。

データで送ってくれたらいいのだが、
データにしてほしくない黒歴史の頃のため
渋々OKを出すことに・・・。
 
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B男はやってきたが、
やはり誰なのかさっぱりわからぬ。

『覚えてる?』

彼の第一声に、度肝を抜かされた。

声が大きすぎる上に、
オラオラおっさん風の
ガラの悪さを兼ね備えていたのだ。

これから茶とは、気が重い・・・!

2時間空けるようにと指定されていたが、
本能が無理だと叫んでいる。

怯えながらもカフェに入り、
隣同士のレジでそれぞれお会計。

『抹茶ラテお願いします』

A子さんがオーダーしたその刹那、
隣のレジからB男の声『抹茶ラテで!』。

やはりロイヤルミルクティーに変更し、
サイドメニューもオーダーした。

するとB男もロイヤルミルクティー、
サイドメニューも同じものに変更するではないか。

得体の知れぬミラーリング現象に
気付かぬふりを決め込むしかなく、
脳内警報だけが静かに鳴り響いた。

・・・席に着いた。
一緒に撮ったという写真を見せられ、仰天。

A子さんと当時の女友達が二人で映っており、
B男は隅っこに顔の欠片が見える程度。

観光写真に通行人が映り込むに等しく、
もはや関係者なのか謎である。

この写真を何故、持っているのか・・・。

次に出てきた集合写真にて、
当時の彼を確認。

(こんな人、そういえばいたーーっ!!!)

空気が読めないことで有名だったことも
同時に思い出したが、時すでに遅し。

その後は震えるほどの大声で、
自慢を始めたB男。

主に、働いている農家のことだ。
狭い街のため、すぐにどこの家だかわかった。

いかに広いのか、
いかに雇い主に信頼されているのか、
いかに大変なのか・・・、

店中の客に聞こえるだろう音量で、
オラオラと放ち続ける。

恥ずかしい・・・!
誰かこいつの口を塞いでくれ。

願いは届かず、ただ石化するだけ・・・。

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私の友人は声の大きな者が多い。
その中の1人に、こんなことを言われた。

『声の大きい人って、人間1回目みたいよ!
慣れてないから、ボリュームの調整ができないんだって!』

そんな都市伝説があるとは・・・。

きっと彼は待ちに待った人間ターンが
巡ってきて、喜びが隠しきれないのだ。

・・・さて、
 
胃が締め付けられるような
時間から解放され、胸をなで下ろすA子さん。

ところが彼の本領発揮は
これからであった・・・!

明日へと続く・・・。