誰か、医者を呼んでくれー!!!
重症患者が現れた。


結婚相談の番組を
見ていたときだ・・・。


俺の夢を支えてほしい!
役者志望、44歳、年収250万、
エキストラのバイトが現れた。


医者などのお金持ちで、
55歳までの女性を結婚相手として希望。


『お金はあればあるほどいい、
・・・ぶっちゃけヒモですよね!』


・・・おい、
簡単に言ってくれるが 
ヒモるには才能が必要なのだぞ。


一般社会で
のし上がるのとは違う部分の
資質が問われる職種?である。


さらにヒモ希望を前面に出すくせに、
家事は苦手だという彼。


料理も掃除も得意ではない、
癒しを与えるタイプでもない。

 
では、お前の売りは何なのだ・・・。


『オススメの漫画を教えてあげられることです』


・・・いらーん!! 
44歳の男性にそんなもの1番に求めない。


知る人ぞ知る名作を
出してくるならともかく、
『彼岸島』を推す彼・・・。


私ですら聞いたことがあるぞ。
超・メジャーじゃないか


唯一の特技が
特技ではなくなった瞬間である。


養成所にも事務所にも入らず、
エキストラ会社からの仕事を待つ彼。


『大成する可能性は20%ですね』


自己評価が高いんだか低いんだか
わからぬ、20%という数字。


結婚できない理由は
『経済的に支えてくれる
女性と出会えていない』
と自己分析した彼。


プロの面接官たちも呆れており、
辛口コメントが並んだ。


『怠けるな楽して人生楽しめず!』


『20点が90点を狙っている!
20万円持っていて、
90万円の品物買えますか?
ギブするものがなくて、
テイクばかりは無理です』


わかりやすい・・・!
絶対に手がとどかない品物。


『立派な俳優になられた後に
結婚を考えられてもいいのでは?』


そうか・・・、
強盗するより他なしと思ったが、
自身が90点になるのが最良の策だ。


ところが彼、乗り気ではない。


『1つの手ですよね・・・』


間髪入れずにプロが突っ込む。


『絶対の手です!』


心に刺さる、絶対の手・・・!
 
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この番組は、
婚活界の問題をあぶり出していた。


誰もが陥りそうなうっかりを
アホな出演者と見せかけて
大げさに演じてくれている。(ヤラセと信じたい)


『こんな人がいい!でも、出会えない・・・』


現在、出会えていない異性には
これからも出会えることはない。
自分が上っていかない限りは・・・!
 
 
ということを教えてくれた。
彼の犠牲は無駄にはしない。