ファッション誌の着回し企画で
お気に入りだったものを
ご紹介するコーナーです!


『明日が結婚式だというのに
音信不通になってしまった婚約者。


彼がルームメイトとシェアしていた
マンションを尋ねると置き手紙が。


「他に好きな人ができた。
彼女は僕がいないと生きていけない」


勝手すぎて泣けてくる・・・!』


待ってました、
名作の香りがするー!!


着回しどころではない
スタートを切った。

 
主人公は売れないモデル(30歳)。


『元婚約者がルームシェアしていた
マンションに無理やり引っ越し。
だって住むところないんだもん!』


・・・あるだろう、いくらでも。


嫌がる世那(せな)君にお構いなし、
強引に転がり込む主人公。


貯金も全部預けて
一文無しとのことだ。

 
まずは然るべき場に相談したい。


『安心して、私、
年下には1ミリも興味ないから!』


強調するのはそこではない。


相手の事情は無視で自分中心、
こういう強さが婚活時に欲しかった・・・!


『後輩モデルのももちゃんとお茶。
近況を話したら
興味津々で家までついてきて
勝手に世那のピアノを弾いてる・・・』


ピアノを勝手に弾いてやがる・・・
という主人公は、
他人の家に勝手に住んでいるが。


人のことは冷静に見えるという不思議!


『亮子ちゃんに片思い中の世那。
そうそう、
こうやってピアノを弾きながら
告白すれば上手くいくよ』


恋のアドバイスをしとるくせに、
ピッタリと彼の背中に
自分の背中を押しつけて座る主人公。
カップルですやん。 


彼とハッピーエンドな
フラグじゃないか・・・。


『元婚約者が世那あてに送った
マリッジカードを見ちゃった。
あいつ、結婚したんだ・・・』


どこから突っ込んでいいのかわからぬ。
結婚よりも、
彼に渡した貯金の行方は・・・。


『見せまいとする世那と葉書を
引っ張り合っていたら破れちゃった。


すかさず世那が
その半分を口の中に入れて
食べちゃったけど・・・』


ヒトが紙を食らう、
ヤギプレイ。


結婚詐欺よりも悪質だぞ・・・。
恋心なんてどうでもよかろうに。


それともこのヤギが片棒を担いで、
元婚約者の行方を
知らせまいと庇ったのか?


いきなりミステリー展開!?


『ラーメンを食べていたら
デート中の世那と亮子ちゃんに遭遇!』


『私ってばデート中なのに、
よっ、彼女、名前は?なんて
ウザ絡みしやって気まずい感じに』


ウザ自覚があるだけあり、
やっちまった感・MAX。


『ピアノをやめるという
世那をとめたくて
必死に弾いた』


なんの脈絡もなく突然
挫折するピアニスト・世那。(原因不明)


『翼のない奴は飛べないんだ』
謎の理由を放つ彼に対し、
『世那は飛べない鳥じゃない』
と励ます主人公。


そもそも鳥じゃない。


『世那とキスしに来たって勇気を振り絞って
言ったのに、なんで何も言ってくれないの?』


鳥は飛んだようだが・・・!
またまた急展開。


片思いだった亮子ちゃんは
ナチュラルに消え、


『もうキスだけじゃすまないけどと
世那に抱きしめられた・・・!』


ページを抜かしたかと思うほど、
いきなり二人が恋仲に。


さらに三日後・・・、
驚愕の事件が。


『結婚しよう。
はいって言わなきゃチューするよ』


世那からのプロポーズ・・・。


『婚約者に振られて彼と過ごした1ヶ月は
神様がくれた幸せな休暇だったのかな』


・・・と振り返る。


一見、無茶苦茶なストーリーに見えるが、
実際に行動したのは他ならぬ主人公。


強引ではあったが、
自ら掴み取った。


うまくいったら
『神様がくれた休暇』と
カウントし謙虚な姿勢を叩き出す。


これぐらい、
真っ直ぐな女が強い・・・。


どこかに忘れてきた心に思いを馳せた。




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