『婚活川柳』の本から、
名作をご紹介~♪ 





まずはこちらから♪
『今ならば 老父母もれなく ついてます』

 
老父母をオマケに例えた、
小気味のいい作品である。

 
もろもろの事情を
『心配するな!』と吹き飛ばしてくれるようだ。


続きまして、こちら♪
『番号で 呼ぶのをやめて パーティ後』


番号とは・・・笑
 
 
囚人か、ドラゴンボールの
人造人間しか聞いたことがない。


しかし珍しい名前の友は
数字で呼ばれたいとも言っていた。
 

続きまして、婚活の葛藤!
『できないと ふんぎりつかない こともある』


婚活がうまくいかないと
『もう一人で生きていくか・・・!』
とプチ決意して休眠したり、

 
『いやいや、やはり頑張ろう!』
と気を持ち直したり。


正解がないので
気持ちは行ったり来たり。

 
踏ん切りをつけるのは
なかなかに難しい・・・!


続きまして、占いシリーズ。 
『手相では すでに2人は 子どもいる』
『手相では 早婚と出た 四十前』


ここまで外してくれると
逆に清々しい。


・・・まさか、
『あの時振った男と、結婚したはずだったのか』
そう思わせるのが目的なのでは・・。


どうにでも解釈可能にしておけば、
『本来の運命は、こうだった』
と辻褄を合わせられる。
 
 
占いは当たるも当たらぬも八卦。


続きまして
この世の終わりシリーズ。

 
『世話焼きの おばちゃん私を スルーする』


川柳としてはオモロイが・・・!!
現実問題、大ピンチである。


彼女たちは誰それ構わず
出してくる訳ではなく、
その基準から外れる切なさよ。


まずはおばちゃんにアピールだ。
目的が訳わからなくなってきた!
 

可愛いオチのこちら♪
『ババ引いた そんな私も 婆だった』


ババにババをかけた、
テンポよい作品である。

 
自分が婆でも
ババは引きたくないという
人間らしい一句である。
 

優しさ溢れる、こちら!
『適齢期 今はないよと 親心』


亡き祖父が
『女の結婚は23歳までだ』と言っていた。

 
24歳になった頃、
『女は24からだから!』と下方修正された。


希望を持ちたい、
身内の優しい心である。


続きまして、逞しくなったシリーズ!
『婚活の おかげでこんなに 強くなり』


シンプルながら、
心に染みる一句である。

 
泥水を飲みまくった経験が
見え隠れしている。


こちらも強さと覚悟を感じる一句である。
『街コンで 知らない土地を 一人旅』
 
 
何だか木枯らしが吹く背景が浮かんだ。
さすらいの婚活人である。


  

続きまして、こちら♪
『歳上がる 理想は下げて 合コンへ』
『婚活に 下方修正 してのぞむ』


状況に応じて上げ下げする数値、
微調整の様は職人技である。


最後に、こちら!
『年賀状 旧姓目にして 一安心』


さほど仲良くない友人からの年賀状、
まだ結婚してないんだ!
とシンパシーを感じる瞬間。

 
・・・戦うのは、そこではない。



【婚活川柳シリーズ】