『あぁっ!好きな人が欲しい!!』

 
強く願う。
その時、私は新大久保にいた。
 

友人へのプレゼントを
こっそり買いに来たのだ。

 
所狭しと並んだ
韓国アイドルグッズたち。


手掛かりはシャイニーというグループ名のみ、
彼らのグッズを買いに来たのだ。


友人が狂おしいほど愛しすぎている
韓国アイドルであるが、顔がわからん。


 
 

全てが同じ顔に見える・・・。
私にアイドルを楽しむ才能はないようだ。


子どもの頃からそうであった。


TOKIOにハマる友人たちの、 
ボンボン作成を手伝うことになった日。


偶然にも作業の途中に
コンサートチケットが届いた。

 
封を開けて席を確認する友、
急に目を見開き宙に舞った。 


『・・・ア、アリーナ席!!!グォばん!!うぎゃぁぁえぁぇーーっ△◆○!!』
 
 
彼女たちは狂喜乱舞し、
我を失い大暴れ。
何語かわからぬ悲鳴を上げながら。


大地震がきたか!?と勘違いしたほど、
家が揺れタンスから物が落ちてきた。


これほどまでに好きな人がいるなんて・・・羨ましい・・!!

 
あの部屋の熱気を
今でもしかと記憶している。


・・・さて、話を戻そう。


シャイニーファンの友人は
月に1度は韓国へ飛び追っかけ中心の生活。


『世の中人ってシャイニーの話以外、
何を話しているの?
私、リアルな人と会うの久しぶりだわー!』
 
 
我々一般人は、
『リアルな人』という位置づけでカウントされた。


つい数カ月前までは
常に恋をしたのに、急変。
 
 
ちょっと目を離した隙に、
持ち前のオタク気質が爆発したようだ。


『私、もう恋なんてしない!』

 
槇原敬之モードに突入。
韓国への情熱たるや、ただものではない。
 
 
・・・しかし、
彼女に対しては何故か安心感があった。


今は趣味を楽しんでいるだけで
現実世界に戻ろうと思えば、
戻ってくる力がある。
(⇨41で結婚、44で出産した) 


ヨン様にハマる主婦のようなものだ、
リアルな生活があって、その上に趣味がある。


前述のジャニーズファンたちも、
今や二児の母。
 

オタクは情熱があるので、
現実の人間を好きになった時のエネルギーも強い。


現実界とオタク界を自由に行き来できる者が、
最強に人生を楽しめるようだ。



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