若くて可愛い女の子が数名、
異動してきた時のことだ・・・。


ヘソを曲げ始めたのがA子(アラサー)、
彼女は露骨に不快な態度を示した。
 
 
『え~!また女子が増えるの~!?嫌だぁー!』

 
彼女も可愛い顔をしているが、
その枠ではもう世代交代・・・
という空気が漂ってきた。

 
私に向かって、A子が言った。
 
 
『どうしよう!
私も年上のほうになってきちゃった!
でも、三重県さんがいるから大丈夫か♪』

 
正直か! 
安心してくれ、一生年上だ。 

 
しかしアラフォーの存在なんぞで、
安心している場合ではないぞ。

 
若い子は毎年、自動的に増えていく。
同じステージで勝負し続けるのは苦しかろう。
 
 
・・・ここで、はっとした。

 
職場のマドンナ役をめぐって
ポジション争いをするのは愚かだが、
婚活界では必要な思考である・・・。
 
 
『若い美女と争え』という意味ではない。
『若く美しい女性も、同じ市場にいる』
という意識を持つことだ。

 
何故ならアラサー以降の女子が狙う男性なんて、
若くて綺麗な女性も狙っているはずだし・・・。 
 
 
 

 
ここで若くて綺麗な子たちを
抹殺したい存在から 
良質なライバルとして利用してみる。


敵は戦略を練るきっかけを与えてくれた。
 
 
『彼女たちに負けない武器は何か?』
『他の女性たちと比べて、どう見られるのか?』
 
 
自分と相手の1対1目線だと、
『こいつは、ナシ!』 『この人、ステキ!』
己目線だけの判定しかできない。
 
 
彼にも選択肢が多くあると知ると、
誘われるありがたさも感じるものよ・・・。
 
 
他にも沢山の出会いがあるのはお互い様。

 
地上には自分以外に
どのような女性がいるのか?

 
たまには意識してみるのも、
婚活では大事な要素であった。
 
 
A子の目線はある意味正しかったのか、
戦う場所が違うが・・・!
 
 
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