恋愛本で興味深い部分を見つけた。


『女子がよくやっているもので、
実は間違っているモテテクは何ですか?』


このお答えが、
男性を嫉妬させる行為だと書いてあった。


誰々君に告白されているだの、
誰々君に言い寄られているだの、
ヤキモチ作戦である。


うーん・・・。
何だか恥ずかしくて使えないが、
若い女子ならやりがちな行為かもしれぬ。


ちなみにギラギラした男性には
この作戦は有効のようだ。


「何くそ、俺だって!」と奮起する。


その姿を競走馬に例えており、
他の馬と併走させることで力を出せるようだ。


 


ところが現代男子は真逆の性質、
大人しいポニーちゃん状態。


レースに出る気などさらさらなく、
一人でのんびり牧場で楽しんでいる。


さらに、恐怖の一文を発見・・・。


『近寄っていって、
貴方のことが好きですよと
教えてあげないと、
永遠に草を食み続けていますよ・・・』


なんと・・
愛をささやくだけではなく、
近寄るのもこちらからでないと、
声すら届かないようだ。

 
草食な上に、石像状態とは。


草食動物とはいえ
有事の際には肉も食らうだろうが、
嫉妬心を煽るくらいでは彼らは動かないのだ。


こちらからグイグイ行かねば、
彼らには自分の存在すら気付いてもらえない。


そう思うとバブル世代の男性は
なんて元気なのだ・・・。


競走馬の時代を生き抜いてきた
世慣れたオジサンがモテるのも納得。


 


若い頃は競走馬の男性に囲まれ
チヤホヤされていた友人が
世に絶望していた。


『最近の男子って草食よね~!
全然、私に言い寄ってこなくなったわ!』


こちらもかなり年齢を重ねたので
そもそもの集客が若い頃と同じとはいかない。


時代のせいだけではないぞー!と諭したが、
美人の彼女には全く響かなかった。


競走馬の勢いを知ってしまうと、
ポニーな面々では物足りないのだろう。


爆発的なモテを経験すると、
なかなか時の変化に身体がついていかない。


時代も変わったが、
自分も変わったのである。
競走馬は競走馬の、
ポニーにはポニーの獲得法がある。



そんな彼女もさすがに
最近は作戦を変えたようだ。


彼女自身が競走馬気質にあるので、
自らポニーを狩りに行くことで成功している。