昔々・・・・
部屋が火事になったことがある。


犯人は私、
自分で焼いてしまった。


ある日、家庭的アピールのため
当時の彼氏に唐揚げを作っていた。


安物の薄い鍋から急に火が噴き出し、
鍋が燃え上がったのだ。


炎が出るとパニックになるもので、
反射的に水道の蛇口をひねってしまった。


水に油ーー!!
この組み合わせは、まずい!
気付いた時にはすでに遅し。


轟音とともに火柱は
5メートルほど立ちあがり、
一瞬にして壁、天井まで燃え広がった。


私は炎に囲まれてしまい、
あまりの恐怖に石化する。


これは死ぬな・・・。
慌てて外に逃げようと走った。


振り返ると台所は火の海。
あぁ、全て燃えてしまう。


命には代えられない。
ドアノブに手をかけた瞬間、
急に隣人のことが頭に浮かんできた。


ちょっと大きな音を出すと、
壁が破れるほどガンガンと
反応してくる勢いある女性だ。


ここで仮に生き残ったとして、
彼女の部屋まで焼いてしまったら、
どれほどの恨みを買うだろうか。


生きるも地獄、死ぬも地獄・・・!
私は生きる覚悟を決めた。


腹を括って、
火の輪をくぐり部屋に戻った。


サーカスのライオンの気持ちがわかった。


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人間やればできるもので、
あっさりと消化することができた。
(厚手のパジャマを鍋に被せたら鎮火。よい子はマネしない)


問題はここからだった。
黒焦げになった台所は酷い有様。


火災報知機も鳴ったので、
野次馬も集まってきた。


そこに、彼氏到着ー!
やっと頼りになる人が現れた。


安心したのも束の間・・・。


彼は特に驚いた様子もなく、
『派手に焼いたね~!』と一言残し、
そのまま昼寝に入ってしまったのだ。


数年付き合っていたので驚いた。


いつも優しい男が・・・。
私は一人虚しく、焼け跡の掃除をした。


ゴーゴーいびきが聞こえてきた時には、
別れを決意したものだ。 


彼が昼寝から覚めた時には、
恋心ごとすっかりと消えていた。


いざ!という時に本性が出る。


平和な日本だと
普通の男性はいい人に見える。


家を何度も焼くわけにはいかないので、
どのように見極めたらいいのかは難しい。


友人と結託してチンピラに絡まれる
ドッキリでも仕掛けるしかない。


最後に火災保険は必ず
入ることをオススメする。


焦がした壁紙の張替え14万・・・。
保険金のおかげで助かった。

 

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