神よ、私が何かしましたか?
何故?どうして?今日に限って・・・!?

 
婚活時に起きた、
まさかシリーズをご紹介する。

 
『同じ部の・・・イケメンに見られたーーっ!!』

 
A子からSOSが入った。

 
どうやら誰にも会いたくない現場を
目撃されてしまったようだ。

 
合コンで知り合った男性から
ランチに誘われた彼女。

 
彼は非常に臭く、肥満していた。
悩んだ末、ランチなら・・・と渋々承諾。

 
ちゃんと話したら
いい奴かもしれない・・・!
一縷の望みをかけてだ。

 
・・・これが、
悲劇の始まりとなった。

 
まず待ち合わせから、ギョっとする。

 
昼間の光で、
彼の不潔さが際立っていたのだ。

 
夜の薄暗さではわからなかった
髪、肌、服の細部が赤裸々に。
全ての粗が爆発することに。

 
しかし、1時間の我慢だ・・・。
会話を楽しもうではないかー!!

 
ところがだ・・・。

 
『ずーーっと、一人で喋っているのよ・・・』

 
セミナー状態よろしく、
キャッチボールはゼロ。

 
彼は喋りながら食べるため、
口の中の様子も丸見えだ。

 
『たまに、ご飯粒が飛んできてさ・・・』

 
粒を飛ばすほど喋りたいなんて、
よほど何かを伝えたかったのだな・・・恐怖!

 
ゴミ(粒)を避けながら、
口の中を極力見ないように、
話を聞き流したそうな。
なんたる忙しい時間よ。

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やっと解放された・・!

 
ランチとはいえ、
苦行の一時間であった。

 
・・・二次災害はすぐにやってきた。

 
『さっき、ランチデートしてたよね?』

 
まさかの、
同僚イケメンに見られていたのだ。

 
あろうことに、
彼は同じ店にいたらしい。

 
『A子さん、乙女みたいに話を聞いていたね!』

 
死ぬーー!
ノリノリに見えていたなんて! 
ただ、キャッチボールができなかっただけ。

 
『うんうん♪それで?♪』なんて、
テンションで聞いていたわけではない。

 
A子は切実に言った。
『時間を巻き戻したい・・・!』

 
いつもは絶対に会わないのに、
今日に限って会う。

 
偶然とはだいたい、
望んでいない時に起こるものだ。

 
気は乗らないが、
人となりを知るために一度だけ・・・!

 
そんな日に限って、
何故だか知り合いに会ってしまう。

 
神のいたずらを避けるのは
難しいものだ・・・。