『一つだけ、忘れられない合コンがある・・・』

 
友人A子(アラサー)が言った。
 

その日は商社の男性
4名が対戦相手であった。

 
見た目は至って普通、
おかしなところはない。
 
 
ところが、
異変はすぐに現れた。

 
横柄な態度で
店員を呼びつける彼ら。
 
 
『おい、お前!
来週の金曜、同じ時間で予約!
今日と同じ人数ね!』
 
 
なんと、次回の合コン予約を
女性陣の前で取り付けたのだ。
 
 
『来週はCAと合コンなんだよ〜!』
 
 
特に悪びれた様子もなく、
堂々としている。
 
 
その後も下ネタあり、
自慢ありの
苦しい時間が刻々と流れた。

 
早く帰りたいー!
願いはそれだけだ。
 
 
A子が限界を感じていたころ、
友人B子がトイレで席を立った。
 
 
彼らの横を通り抜けたその刹那、
1番クセの強い男性がB子の
背中を眺めながら・・・
 

 
『あいつとヤりてぇ〜!』


 
全員に聞こえる声で発語した。
女性陣はドン引き。
 
 
その様子を察した別の男性が、
謎のフォローを入れた。
 
 
『俺たち、Death4(デスフォー)って呼ばれてるからさ!』

 
花より団子のイケメン金持ち4人組
F4(エフフォー)にかけて、
死んだ方がいいゲス集団・
D4(デスフォー)だと名乗り出た。

 
『俺たち、死んだほうがいいよな!』
アハハと仲間内だけで盛り上がる。

 
そんなことを言う奴らほど、
無駄に長生きするのが人間界。
 
 
こちとらデスフォーではなく、
エフフォーと出会いたい。

 
ようやく解放されたころ、
命の灯火が消えそうなほど
疲労していた。

 
途中で逃げ出したかったのだが、
できない訳があった。
 
 
友人C子がデスフォーの1人と
なぜだかいい感じなのだ。
 
 
妙な薬でも盛られたのかもしれぬ。
 
 
相手の彼もなかなかクセの強い
とんでもない男であったが、
友のため、チームで耐え抜いた。
 
 
その甲斐あってか、
なんと彼らは結婚したというので驚く・・・!
 
 
この日の合コンメンバー全員が
結婚式に呼ばれたものの、
 
 
『なんであんな奴と・・・』と
最後の最後まで謎が残ったそうだ。
(ちなみに現在は離婚)
 
 
 

『今日は酷すぎる!逃げろ!』
という日でも、

 
仲間の1人にとっては
『アリ』かもしれない。

 
どこをどう見てもナシの会でも、
自己判断を下せないのが
チームプレイである。
 
 
こうして友情が磨かれていき、
ネタが蓄積されていく・・・。
 
 
また男性メンバーのレベルが高く、
1人だけ妙な彼が混じりこんでおり、
 
 
『あの人以外は全員、よかったね〜』
 
 
などと軽く感想を述べたら、
その妙な男性と
友人が結婚してしまったという
気まずい例も報告されている。
 
 
自分にとってはナシでも、
誰かのアリ・・・!
 
 
そうでないと人間が余ってしまい、
自分も余ってしまう。

 

 



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