初めて友人の披露宴に行ったのは、
私が20歳の頃だった・・・。
『彼氏の子供ができたの!!どうしよう・・』
同僚A子(20歳)が真剣に悩んでいた。
まだ若いので無理もない。
その時、衝撃の事実を知る。
『実は私・・・
風俗でアルバイトしていて、
彼はお客で・・・』
一同、驚愕。
まさか、この子が・・・!?
しかし彼は結婚を快諾し、
我々は披露宴に呼ばれたのだ。
『御両人は、新郎の職場イベントで知り合いました』
・・・と司会者から紹介されていた。
さすがに本当のことは言えまい。
事実を知る者たちは平静を装った。
これが最初の披露宴デビューだ。
以来、どんな出会いでもアリとなる。
時は流れ~アラサー時代・・・。
『また今月も結婚式ですよ・・・』
上司(50代)に嘆いた。
毎月毎月、
ご祝儀で家計は火の車。
婚活で心までも疲労し、
人の幸せなど祝う余裕はゼロ。
『いいじゃないか~!
俺なんて、毎年友達が死んでるぜ~♪』
マイトシ・トモダチ・シンデルゼ・・・!
ワタシ、トモダチ・・生きている・・・!!
何だか目が覚めた。
そうだそうだ。
本来は華やかにお洒落をして皆で祝う、
楽しいパーティではないか。
そもそも招待客全員が
幸せなタイミングなどない。
誰かは絶頂・誰かは不調・・・!
健康の話が多くなってきたので、
上司の話がさらに身近に感じられる。
ご祝儀貧乏、平和の証。
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