東京カレンダーに出てきそうな
店の前(西麻布)を通りすぎた。
 
 
ここは・・・見覚えが!
走馬灯のように記憶が蘇った。
 
 
婚活時代、
自称・社長たちと合コンした店だ。
 
 
・・・苦しい夜であった。
 
 
右を見ても左を見ても自慢男に囲まれ、
生きることも死ぬことも許されぬ状況。
 
 
散々、財力自慢を放っていたものの、
会計は割り勘という結果に。
 
 
店に罪はないが、
悲惨な戦地というイメージとなる。
 
 
〜〜
 
 
子どもの頃の記憶を思い起こした。

 
あれは3歳くらいだろうか・・・。
 
 
私は布製のガムテープを
自力で千切れるようになった。
 
 
『こんなものを破れるなんて・・・私ってすごい!!』
 
 
誰かに褒めて欲しいのだが、
自分からアピールするのは憚れる。
 
 
・・・その時だ。
 
 
偶然にもストーブの修理で
業者のオジさんがやってきたではないか。
 
 
そうだ、彼に披露してやろう。
私の勇姿を見てくれ。
 
 
彼にアピールするように、
ガムテープを大袈裟に割いた。
 
 
・・・ところが、
彼は私に反応を示さない。
 
 
おかしいな、
こんなに破っているんだぞ?
君は私をすごいとは思わないのかね?
 
 
不安になりながらも、
破り続けたのを記憶している。
 
 
チラリとも見てくれない彼に
焦りを感じ出したが
ドヤ顔をキープし続けた。
 
 
行き場のないガムテープたちは
コタツにベタベタと貼られ、
謎の物体と化している。
 
 
誰か、私を褒めてくれ・・・!
誰か、私を止めてくれ・・・!
 
 
・・・あの日の社長たちは、
こういう心境だったのだろう。
 
 
俺の会社の売り上げが〜
昨日は寝てなくてさ〜
お金は稼いでも使う時間が〜
 
 
『すごい!!』

 
全てはこの一言を引き出すため。
 
 
ところが、
待てど暮らせど出てこない。
 
 
ならば、これでどうだ!
どんどん重ねる自慢。
 
 
棒読みで『すごいね』くらいは
放ったとは思うが、そんなもので
彼らの承認欲求は満たされまい。
 
 

ガムテープを割くことに必死となり
自分のことばかり意識していたので、
 
 
私はオジさんが何をしていたのか、
見ようともしなかった。
 
 
もし褒められて満足したら、
『オジさんは何しているのー?』と
彼の行動にも注目したのだろう。
 
 
自慢男たちも、
まずは自分が満たされなければ
相手の話など聞くことはできなかった。
 
 
・・・いや、褒めても褒めても
満足ボックスは満タンにはならず、
永遠に自慢を続ける可能性もある。
 
 
大人の3歳児は厄介だ。

 
これは社交と割り切って、
彼らの心を満たす
言葉を投げかけていたら、
奢りくらいにはなっていた可能性が。
 
 
婚活的には実りがゼロであろうとも・・・!
 
 
自分が注目されたければ、
まずは相手に興味を持つこと。

それだけを学んだ。

 


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