児童館に『地縛霊』と呼ばれている

有名なママがいた・・・。
 
 
ターゲットを見つけては
喋り続けるという技を持つ、
元気な霊である。
 
 
彼女、他人との距離感が妙なのだ。
挨拶もなく、いきなり・・・。
 
 
『●●スーパーのブロッコリーって、しなびてない?』

 
脳内警報が鳴った
初対面の瞬間である。
 
 
普段利用していないスーパーの
ブロッコリー状況を
どうして私が知っていようか・・・!
 
 
そうなんですか〜と適当に相槌。
 
 
では、最寄りスーパーの
野菜はしなびていないのか?と
水分量を執拗に尋ねてくる彼女。
 
 
『全体的に元気な野菜だったような・・・』
適当に答える私。
 
 
息子が遠くに走っていったので、
彼女から自然に距離を置く。
 
 
やれやれ、脱出だ。
 
 
すると遠くのほうから
私に向かって叫ぶ声が・・・!
 
 
『●●スーパーのブロッコリーは、しなびてないのー?』

 
・・・知らんがな!
全体的に元気だと伝えただろうに。
 
 
きっと彼女の前世はブロッコリー
で毒殺されたのであろう。
 
 
 
別の日に顔を合わせたときは、
子ども同士が同じパンツを履いていた。
 
 
『あ、お揃いですね!UNIQLOですか〜?』

 
軽く聞くと、
 
 
『これ、履き心地悪いんですよね〜。
長男が同じのを持っていて、嫌がるのよね!』
 
 
ええ!?履き心地悪いんかい!
ならば何故、着せている。
 
 
小児科の話がでると・・・。
 
 
『●●先生の感じが悪くて〜もう行かないわ』
 
 
悪い情報しか口にしない症候群。
 
 
地縛霊と交信したあとは
何かに取り憑かれた
ような気分になるのは、、
トーク内容であったか。
 
 
喋る単語数はピカイチだが、
内容はオール不満・・・!
 
 
誰よりも近くで聞いているのは
彼女自身の耳である。
 
 
地縛霊と呼ばれるに矛盾しない
風貌にどんどん近づいていく・・・。
言霊の恐怖である。
 
 
いい情報を聞きたければ、
いい情報の伝達人にならねば。
 
 
世の中を斜めに見ていたら、
生きのいいブロッコリーが目の前に
飛び出てきても気付くまい。
  

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