A子(アラフォー)は言った。


『久々に飲み会に行ったらさ、
かなりのイケメンの前に座ったの!』



彼は50歳、
全くそんな歳には見えなかったという。


イケメンはA子に、
『どこかで会ったことがあるよね?』
としきりに聞くではないか。


ところが彼女の記憶にはまるでない。


ましてやイケメンだ、
忘れるわけなかろうに。


『口説いている訳じゃないんだけど、
本当にどこかで会ってないよね?』


何度も確かめてくる彼。
ならばお前が答えを示してくれ。


会ったことがあるけど思い出せない彼、
会ったことすら思い出せない彼女。


このクイズの正解は出ないまま、
お開きとなった・・・。


A子はイケメンとLINEを交換した。
・・・その途端、答えが出た!!


すでに登録されていた彼が現れたどころか、
トーク履歴まで出てきたのだ。



き・・・気まずい!!


『ほれ、みたことか』


と言わんばかりの彼だが、
自身の記憶も中途半端であろうに。


LINEではご飯でも行きましょう〜的な
社交辞令をやり取りして終了している。


そのトークは3年前にも遡り
女友だちが開いてくれた会のようで、
当時のメンバーやお店などのヒントも出ていた。


ここまで見ても、彼を前にしても、
何1つ記憶が蘇らないA子。



『あの頃は、今とは比較にならないくらい
飲み会に行きまくっていたからな・・・。
2人で飲みにでも行かない限り、
記憶には残らないよね〜』


いや・・・ピーク時なんて
2人で飲みに行ったとしても
記憶に残らないなんてこともある。


人間の記憶容量には限界がある。


4


この3年でA子の
ストライクゾーンが広がったのだ。


過去ならば
『オジサン!ナシ!』となったところが
現在だとイケメンカウントされて、
出会いの1ページに刻まれた。


数を打てとは言うけれど、
垂れ流してはいけないな・・・と
思わされる一件なのであった。



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