A子という友人ができた。


切れ長の目をした美人で、
すらりと長い足はモデルのよう・・・。


それだけでも目を引くのに、
超・マイクロミニのショートパンツで
セルライト一つない脚を
惜しげもなく露出。


夏はまだだというのに、
タンクトップで先取りだ。


色気がムンムンと漂うのに、
無邪気な一面も覗かせる。


『これ、雑誌の付録なの!可愛いでしょー!』


そう言っては嬉しそうに
付録の雑貨を見せてくれた。


『私ね、カラダが柔らかいの!』


何の脈絡もなく、
柔軟性までアピールしてきた。


おいおい、
付録の話はどこいったー。


同時に彼女が床に座り出す。
開脚を見せてくれるのか・・・  
と思いきや、
目の前でブリッジを始めた。


こちらに下半身を向けているため、
真っ赤な下着が丸見え。


しかしスタイルが良すぎて
いやらしさゼロ。


眩しいばかりの健康美・・・!


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私が圧倒されているうちに、
今度は習い事の話に飛んだ。


色々と通っているようだが
英語に一番、力を入れているようだ。


『だって、将来必ず使えるでしょ?』



真面目な顔で訴えられる。 
英文科を出たが全く
生かていない己を恥じた。


ふいに彼女は
私の息子(当時0歳)の口元を、
慣れた手つきで拭き取った。


『ヨダレ王子ぃ〜♪ダラダラ垂れてるよ~♪』


可愛い笑顔で、
子どもにも優しい・・・。


するとそこに彼女の友人、
B子がやっきた。


これまた露出が激しい、
ロングヘアの色っぽい子なのである。


『B子ちゃん!遊ぼう!』
そう言って彼女たちは、
オママゴトを開始。


末恐ろしい、
小学三年生であった・・・。


ママさんと喋りたくて
キッズルームに行くも、
何故か小学生にばかり出会っていた私。


最近の女子は大人っぽいのよ・・・。


『私はこっちでネイルサロン!
B子ちゃんはビビデバビデ・ブティックね!』


び・・びびでばびで!?
八百屋や果物屋じゃないんかい。
ままごとも横文字店舗・・・。


ちなみに小学生女子から
アツい支持を受けているのは
『ちゃお』という雑誌だそうな。


私も読んでいたので、懐かしい!


大人が忘れてしまった大切なものを
持っている彼女たち・・・。


『私っていいでしょ♪』
という空気を惜しげもなく出してくる。


こんなこと言ったら
空気読めないかな・・・


こんなことしたら
アホだと思われるかな・・ ・
などなど、一切の遠慮なし。


自分のしたいようにする!
とても魅力的な女に見えた・・。。
(ちなみに私は子どもが好きではないので贔屓目なし)


誰もが最初は 無邪気な心を持っていた。


それが思春期となって
誰それの顔面がいいだの、
誰それがモテるだので格差は開き・・・。


『私っていいでしょ♪』という
自信をどこかに忘れてしまう。


いつから失ってしまったのか・・・。


元から持っていたものなので、
取り戻せるはず・・・!

 

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