友人A子は39歳にして
婚約者にフラれた。


結婚まであと一歩というところで、
彼ママの大反対をくらったのだ。



理由は、彼女が年上だから・・・!


 
長年の交際、あっけなく終了・・・。


結婚願望の強い彼女、
39歳での婚約破棄は死を意味する。


・・・ところが、
腐っている暇はなかった。


四十路へのカウントダウンは
着々と近づいてくる。


心身共にボロボロであったが、
むち打って立ち上がった。


まずは転職して、足場を固めた。


万一、結婚が叶わなくとも
何とか生きていける収入を確保。


サラリと書いたが、
39歳からの転職というのは
並大抵の苦労ではない。
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そして1年後・・・。
A子は結婚も決めた。


転職したあとの彼女の執念は、
人間の限界値を超えていた。


会う人、会う人に頭を下げて
誰か紹介してくれと頼み込む。


週に何度も合コンやパーティに参加し、
アプリ婚活にも手を付けた。


年齢も年齢なので、
独身男子を探すだけで難儀だったという。


紹介を頼んだところで、
断られることも多数あったとか・・・。


それでも諦めずに活動し、
何名かの男性に告白された。


1人を選んで交際開始。
順調に見えた矢先・・・。



彼が突然、失踪したのだ。



全く連絡がつかなくなり、
捜査は暗礁に乗り上げた。


死にかけを救われたと思いきや、
またもや崖から突き落とされたA子。


タフな彼女もさすがに心を痛め、
もはやここまでかと思われたが、
奇跡のV字回復をみせる。


諦めずにあちこちに紹介を頼む。
・・・すると。


保険のオバちゃんが、
『あら、いい人いるわよ~?』
秘蔵っ子を出してきたのだ。


その保険も彼女が加入していたものではなく、
友人の上司という捜索範囲の広さ・・・!


ものすごく遠いところから縁をたぐり寄せ、
運命の彼と出会ったのである。


そこからは早かった。

 
とんとん拍子に交際は進み、
3ヶ月でプロポーズ。


一切ヒヤヒヤすることはなく、
当たり前のように将来の話も出る。


交際中の違和感は一切なく、
何の不安もない日々を送った。


彼とは結婚するだろう
『確信』を最初から感じていたという・・・。


『決まるときは決まるんだわ・・・。
希望を捨てるなと世間に広めたい!』


A子は呟いた。


彼女の陰の努力を知っているので、
これはただのラッキーではない。


強い思いは行動となり、
縁を引き寄せた。


ここでまた1人、
華麗なるアラフォー婚が決まったのである。



 





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