自他共に認める
コケシ顔のA子(アラフォー・既婚)。

友人の中でも3本の指に入る、
いいオンナなのである・・。

ご紹介する~。

~~

大ピンチが訪れた。

生後まもない息子が、インフルエンザに。
看病していた私にも感染。

夫は長期出張で不在・・。

誰かを守りながらの闘病が
これほどしんどいとは。

そんなとき、
A子から他愛のないメールが届いた。
私はインフルに感染した旨を伝えた。

彼女はときどき、
我が家料理を作りにきてくれる。
それも作り置きおかずを大量にだ。

ゼロ歳児の育児は大変だろうと
親切心でやってきてくれる、
天使のような女なのである。

『行ってあげたいのに、行けない・・!』

インフル患者の私なのに、
お見舞いに来てくれようとした。

その気持ちだけでもありがたい・・。
気にしないでくれと申し伝えた。

翌朝、A子から電話が。

『今、家にいる!?
旦那が仕事でそっちに行くみたいだから、ちょいと寄るわ!』

車移動の旦那さんに便乗し、
ご飯を作って持っていく!とのこと。

『うつりたくないから、ドアの外に置いておくね!』

それだけ言って、ガチャリと電話が切れた。
ものすごく急いでいるようである。

1時間後・・。
インターホンが鳴った。

『玄関に置いたよ-!ほな!』

どうやらマンションの集合玄関に
ご飯を置いてくれたようだ。

急いで向かうと、
ガラス越しにA子が見えた。

私の姿を見かけると、
くるりと背を向けて
ゆっくり拳を天に突き上げた。

ワンピースのこのシーンと同じポーズである。

『お大事に・・!』
背中で語るA子・・かっちょいい!!
mig

寝起きスッピンでボロボロ部屋着のまま、
牛乳瓶のような眼鏡をかけてきた。

オッサンのような姿であったが、
女神に見えた・・。

0


彼女からもらった包みを開けてみると、
野菜スープやサラダにオニギリまで
10点ほどが詰められている。

リンゴがウサギ型に切り抜かれていたのには
心を撃ち抜かれた。

時間がない中で、
きめ細かなサービスを入れてきたな・・。

ボロボロになった身に染みる、
家庭料理の味であった。

A子、究極のオカンなのである。

誰よりも早く結婚し、
子ども達はもう大きくなったが
旦那さんとはラブラブなのも納得。

オカンが嫌いな男はいない。

中途半端なオカンでは
女扱いされないという弊害が出るが、

究極のオカンとなれば
神格化される存在となる。

何事も中途半端ではなく、
突き抜けてしまえば最強なのだ。



無題