女29歳・・節目の歳である。
迫りくる三十路はもう目前。

『何とか、今年中に結婚しなきゃ!』

29歳の友人達は、特に集中力が高い。

私からすると29も30も31も
輝く若さであるのは変わりないのだが、
渦中にいる者の意識は違う。

『いやいや、私たちは25歳の頃の記憶があるからね!
あの頃とは見える景色が変わってきてるのよ!』

なるほど・・!
若さの記憶が生々しいのだ。

『ヤバい!30になっちゃう!』
アラサー女子が結婚に焦る一方で、

『トキめく人じゃなきゃ好きになれないし~!』
アラフォー女子が結婚に
夢見がちなのが謎であったが、

25歳頃の記憶が関連しているのでは
と仮説を立ててみた。

仕事もおもしろくなってくる、
人生のオラオラ期・25歳。

周りには男性が多数うろついており、
石を投げたら独身に当たる。

チヤホヤされるのも慣れっこ。
もはや慣れすぎてしまい、当たり前の感覚に。

ふと気付けば29歳・・。
あの頃と取り巻く空気が違う・・!

何せ数年前まで25歳だったわけで、
記憶があるからこそ
微々たる違いに気付くこともできる。

これがアラフォーまでいってしまうと、
25歳など紀元前に等しい。

ところが年を取ると
昔のことはよく覚えているのか、
感覚だけは25歳のまま美しく残る。

結果、焦りではなく夢や幻が見えるのでは・・。

アラサー女子のほうが
現実的だったエピソードがある。

40代の男性を紹介しようとしたところ、

『ええ~オジサンはちょっと嫌だなぁ~』
『子どもが欲しいから、年下のイケメンがいいの!』

そんなこんなで
アラフォー女子にはアッサリ断られた。

ならばと
アラサー女子に聞いてみると・・。

『全然問題なしっ!今デートしている人だって43歳だもの!』

本気の者は目の色が違うのだ。
彼女たちの瞳に炎が揺らぐのが見えた。

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若さを失う直前が一番集中し、
いざ失ってみると
大して変わらないと気付く。(29→30)

それどころか30代では新米扱いとなり、
何だかフレッシュスタートに。

ここで油断してのんびりしてしまうと、
同じ現象が39歳の頃にもやってくる。
(何故か30代の時間の方が、20代の頃より早く流れている気が・・)

そうしたらまた、
新米の40代を開始するより他なし・・。