まだ日本が平和だった頃・・


友人募集雑誌(あったのです)やポケベル等で、

知らない人と会うことに抵抗がなかった私。


20年近く経った今でも、

記憶にある人物を紹介させて頂きたい。


背が低くて、ずんぐりむっくり

目が細くて、おかめ顔の彼であった。


ファッションセンスも酷く、

一緒に歩くのが恥ずかしかった記憶がある。

(当時流行りのミサンガを、尋常ではないほど着けていた)


そんな彼の一番の趣味はプリクラだった。

プリクラを貼りすぎて

パンパンに膨れた手帳を取り出してきたのだ。


そこには、ジャニーズのタッキー似の美少年と

女性がツーショットになったプリクラがずらり。

よく見ると、全てが違う女性なのである。


タッキー似の友人がいるのかな・・と思ったら

『それ、俺だよ』と、おかめ顔がぬかした。


ん!?これはタッキーではないか。

あんたは、おかめだ。別の生物である。

『今まで出会った子たちと、撮ったんだ』


嘘だろう・・。

どれもこれも、タッキーにソックリなのである。


本人と見比べてみようと思い

プリクラ帳から彼に視線を移した瞬間、


おかめは、瞼にものすごい力を入れて二重を作り、

キメ顔で私を見つめているではないか。


力の入れすぎなのか、

眉間とおでこの筋肉がピクピクしている。


間抜け面に、思わず吹いてしまったが

この顔にプリクラの光がさし、異常現象が起こり

奇跡のバランスでタッキーのように写ったのだろう。


神業である・・。


自分の顔は、一生、正確に見ることはできないと言うが・・


こんなに他者からの目線と、己の目線が違うのは

ちょっと気の毒だなと感じた。(おかめ⇔タッキー)


小心者だった私は、

あんたは幻を見ているよ・・とは言えなかった。


『君も一緒に、プリクラ撮ろうよ!』


嬉しそうな彼に、

『そのコレクションには、加わりたくない!』


断固拒否して逃げたのは、今でもよかったと思っている。

私もタッキーと一緒に並ぶ所であった。




二重の手術も手軽になった現在・・

彼はきっと手術して、瞼に力を入れる手間が省けたと思います。


今のプリクラは格段に技術が上がっているので、

もっとイケメンに写っているに違いないでしょう。


ただのナルシストだったので、特に害もなかったのですが

写真と違うというのは、往々にあります。


今後、そういう人物に出会ったら

写り方のコツでも教えてもらおうと思います。


写真から始まる恋もありますからね・・。


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